個人救急車で渋滞

マイメンシン医科大学病院(MMCH)正門前の個人救急車を排除しないため、交通渋滞になり、通勤者や患者の大きな迷惑になっている。

病院関係者によると救急車の運転手や仲介人はしばしば救急外来エリアをうろつき、利用者を探しているという。

病院職員や警察官が違法駐車に"許可"を与えているという意見もある。

MMCHは救急サービスが貧弱なこともあり、個人救急車数はここ数年増加を続けている。病院関係者によると、ダッカに送る必要がある重症患者にさえ救急車を用意できないことがあるという。

MMCHには2台の救急車があるが、1台は1日に3回、シュラカンタ病院(MMCHの下痢専門部門)に食事を運ぶために使用されており、もう1台は病院職員や医者のため"予約"されているという。

MMCHには平均で2400~2500の患者がおり、その内7~8人はダッカの専門病院に送る必要がある。この為、個人救急車の出動機会が増える。

マイメンシン交通査察官のサイエド マーブブール ラーマン(Syed Mahbubur Rahman)氏によると、ダッカに送る利便をはかるため、個人救急車は入口付近での駐車を許可されているのだという。許可はマイメンシン警察本部長と話し合ったうえで出される。ラーマン氏はこのような駐車は違法だと話す。

バングラデシュ医学協会(BMA)マイメンシン支部役員のモティウル ラーマン ブーイアン(Motiur Rahman Bhuiyan)教授は、個人救急車を速やかに排除するよう要求した。MMCH責任者のナーシャ ウディン アーメド(Nasir Uddin Ahamed)准将によると、違法駐車は無くなったという。

The Daily Star May 20 2016
http://www.thedailystar.net/country/pvt-ambulances-create-traffic-jam-1226767