チッタゴン市内の企業リーダーたちは政府に対し、来たる2016-17会計年度予算では同市のインフラ開発に特別な配慮をするよう訴えた。また継続的な電力とガスを保障するため、電力・ガス部門の予算割り当てを増額することも訴えた。
リーダーたちはチッタゴンはバングラデシュの商業首都であり、インフラ開発が国全体の発展に不可欠であるという。
「これは国家予算であって、地域視点の割り当てを考慮する余地がないことは分かっています。しかし国全体の発展のため、チッタゴンへの予算配分を求めているのです」
バングラデシュ衣料品製造・輸出業者組合(BGMEA)のMA サラム(MA Salam)前筆頭副会長はいう。
9年かかってまだ完成しないダッカ-チッタゴン4車線高速道路計画は、特別予算を充て、速やかに完成させるべきだ。またチッタゴン市内のシャー アマナット国際空港にある貨物拠点や滑走路の拡張は、経済発展の加速に必要だとサラム氏はいう。
チッタゴン市商工会議所のAM マーバブ チョウドリー(AM Mahbub Chowdhury)副会頭は、チッタゴン市のインフラ開発に最低で500億Tk(約704億円)の予算を割り当てるよう政府に要求した。チョウドリー氏によると、チッタゴン港は交通の混雑で、25%程度操業能力を損失しているという。
BGMEAのナシル ウディン チョウドリー(Nasir Uddin Chowdhury)前上級副会長によると、チッタゴンでは投資に好ましい雰囲気がなく投資の良い流れができていないという。
「30から50の産業区からなる特区を建設するため、予算配分を行っていくべきです。起業家たちに新しい投資を促すためにも」
チョウドリー氏はさらに市内の道路を拡張して大型車が広範囲に移動できるようにし、シャー アムナット国際空港への高速道路を速やかに拡張するべきだと話した。
The Daily Star May 27 2016
http://www.thedailystar.net/business/business-leaders-demand-special-budgetary-allocation-ctg-city-1229947
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