観光に予算を(後)

ラフィウザマン副会長はインフラや通信網、高級観光地の開発を行い、"美しきバングラデシュ"のスローガンの下、ブランド付けを行っていくよう提案した。

「必要なインフラや通信網の開発を行えば、個人起業家たちが5つ星ホテルや娯楽施設の建設に名乗りを上げることでしょう」
ラフィウザマン副会長はいう。

またラフィウザマン副会長は観光客がストレスなく目的地にたどり着けるようにするため、航空網や鉄道網、道路網、水路網を改善する必要性を強調した。ラシェド カーン メノン民間航空観光大臣は、政府は観光を重要産業とみなしているが、他にも注視する必要のある経済部門が数多く存在するため、これまで予算割り当ての増額を行う余裕がなかったという。

だが現在政府は観光業の全面支援を試みているともいう。ラフィウザマン副会長によると、政府はコックスバザール空港を国際空港に変えるとともに、チッタゴン-コックスバザール間道路を4車線に拡張する予定だという。

「外国からの観光客はコックスバザールからセントマーチンズ、さらに水路経由でシュンドルボンのマングローブ樹林へと、ストレスなく旅を楽しめるでしょう」

観光の信頼性は手に入れがたいものだ。観光産業の関係者らによると、バングラデシュには年間50万人の観光客が訪れており、その中には仕事での出張や外国に住むバングラデシュ人、バックパッカーや宗教的理由でバングラデシュを(主にビシュワ イジュテマの時期に)訪れる人々が含まれるという。さらに観光産業により100万人以上が直接的もしくは間接的に恩恵を得ているという。

TOABは観光業促進のため、アライバルビザを利用している67ヶ国を始めとした他国からの観光客に対し、電子ビザの導入を提案している。

The Daily Star May 29 2016
http://www.thedailystar.net/business/give-more-funds-tourism-sector-leaders-1231051