必需品だけではなく、肉や卵、香辛料の価格も先月から上昇している。
5月17日の会合で経営者たちはラマダン中の市場価格の安定を約束したが、多くの卸業者や小売業者は、政府は卸や小売ではなく大手の輸入業者や生産者と会合を持つべきだと主張した。
「輸入業者や生産者との協議により、政府はひよこ豆や砂糖といった必需品の安定供給を保証するべきです」
モウロビバザール県バボシャイーサミティのゴラム マウラ(Golam Mawla)事務局長はいう。
効果的な管理と厳密な監視により、過去数年間のラマダン期間は一部品目を除き、許容できる価格にとどまっていた。
「ですが、今年は例外的な事態を感知しています」
腐敗汚職防止委員会のグラム前議長はこのようにいう。
バングラデシュ消費者協会(CAB)のグラム ラーマン(Ghulam Rahman)会長によると、バングラデシュは1990年代から自由市場を実施しているという。
「今や少数の者が必需品の輸入と生産をコントロールしています。品目ごとの取引協定も形成されました」
ラーマン会長によると、不実な商売人たちは競合が少なく監視も行われていないとき、組合を通じて物価を引き上げるという。
消費者や権利団体、専門家らは市場監視の弱さと、価格引き上げ実行犯に対しての罰則が存在しないことを批判した。
オールドダッカ在住のソヘル ラナ(Sohel Rana)さんは、政府がラマダン中に必需品の価格が上がらないとの主張を続けていることに憤慨する。実際はラマダンに入る前でさえ物価は上がっているのだ。
「(公約は)政府による人気取りにすぎません」
政策協議センターのムスタフィズル ラーマン(Mustafizur Rahman)事務局長は、政府は輸入商品が"市場から市場に流れている"かを見るのではなく、予定通り市場に供給されているかを調べるべきだという。
The Daily Star May 30 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/prices-high-demand-1231375
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