女性の情報アクセスに壁(前)

女性の情報アクセスに壁(前)
非識字、どこでどうやって情報を得ればよいかの知識不足、文化的制約、そして時間や移動、安全性不足により、女性の情報を得る権利(RTI)が妨げられている。
アメリカの非営利・非政府組織であるカーターセンターと、権利団体のマヌシェル ジョンノ基金(MJF)が共同で行った調査によると、バグラデシュ国内で政府からの情報を得ようとする際に、女性は男性ほどの利便性を得られていないことが判明した。

調査は2015年にダッカ、カグラチョリ、クルナ、ロングプール、ラッシャヒ、シレットの6県で行われ、その結果は"バングラデシュにおける女性と情報アクセス権"と題した報告書にまとめられた。

報告書は30日朝、ダッカのシックスシーズンホテルで公表された。

カーターセンターの"国際情報アクセスプログラム"責任者であるローラ ノイマン(Laura Neuman)氏は調査結果とその重要部分を説明した。

ノイマン氏によると、リベリアやグアテマラで行われた調査においても同様に情報に対する男女間の不平等が見られたという。

この調査は政府が運営する情報やサービス事務所に入ったことがある専門家や教師を含めた地域のリーダー、社会人、宗教リーダー、公共機関の職員、市民からの聞き取り550件と、政府運営事務所49ヶ所での観察から成っている。

聞き取りを受けた地域リーダー128人のうち、89.8%は非識字が女性にとっての大きな障壁であるとみなしており、81.2%はどこでどのように情報を得られるかについて、女性が十分把握できていないことが大きな障壁になっていると認識していた。


The Daily Star May 31 2016
http://www.thedailystar.net/city/women-face-more-barriers-accessing-information-1232044