女性の情報アクセスに壁(後)

女性の情報アクセスに壁(後)
地域リーダーたちは他にも家族の助けが得られていない、政府の役人たちが女性に友好的でない、女性が情報請求に対する報復を恐れている、公共施設に向かう際の移動や安全についての懸念を障壁と認識していた。

また調査では、地域リーダーたちは女性の経済的地位向上について、教育や土地、雇用についての情報が最も重要であるとの意見を持っていることがわかった。

女性の情報アクセスは年代によって変化することも明らかになった。公共施設職員への聞き取りによると、より教育を受けていると思われる若い女性ほど訓練や自己啓発に関する情報を多く調べているという。

逆に年上の女性は社会サービス情報に強く興味を示すという。

「我々は政府や市民社会団体、情報委員会と協力し、女性が情報にアクセスする上での障壁を緩和する方法を模索していく必要があります」
MJFのシャヒーン アナム(Shaheen Anam)理事はいう。

バングラデシュ情報委員会委員長のムド ゴラム ラーマン(Md Golam Rahman)教授は、2009年に制定された"RTIアクト"を実践する人が増えてきてはいるが、国内人口に比べるとかなり少ない人数であるという。

人々がどのように情報にアクセスし、男女それぞれにどのような障壁が立ちふさがっているか。国内全体の包括的な調査が必要であるとラーマン教授は強調した。

The Daily Star May 31 2016
http://www.thedailystar.net/city/women-face-more-barriers-accessing-information-1232044