マンゴー輸出開始

1日、ラッシャヒ産のマンゴーがヨーロッパ市場に向け、初めて輸出された。生産者が丹精込めて育てたマンゴーにはいい値段がつくことだろう。

マンゴー農場で衛生指導やその他の近代技術を導入したことで、今年初めて10トンを超える安全で衛生的な、輸出に堪えられるマンゴーを収穫できた。

第一段階としてヒムサガー種のマンゴー5トンをヨーロッパ市場へ輸出した。ラッシャヒ産マンゴーの大規模な国際市場への輸出はこれが初めてとなる。

マンゴーの輸出は食糧農業機関(FAO)とホテックス基金、郡農業組合が共同で、バガ郡パクリア地区で立ち上げた。事前に20農家がリストアップされ、マンゴー輸出のために必要となる農業経営研修が行われた。郡農業組合のサビナ ベガム役員はいう。

バングラデシュ標準試験研究所(BSTI)のチームは、農場で栽培された有害薬品を使わずに育てたマンゴーのサンプルを検査した。有害物質は検出されなかったという。

4月29日、商業省はマンゴー農場にチームを派遣し、輸出に堪えうるか判定会を行った。

「ラッシャヒのマンゴーがヨーロッパのチェーン店で販売できたという事は、他のヨーロッパ大市場への扉も開かれたという事です。マンゴーをヨーロッパに輸出することで利益が上がれば、農家の生活は向上することでしょう」
マンゴーを国際市場に輸出することで外貨が獲得できるうえ、商品の多様化に繋がる。ベガム氏は地元記者に話した。

ヨーロッパの消費者はバングラデシュ産の新鮮で柔らかくジューシーなマンゴーを、近所のスーパーで買えるようになる。

有利なことにバングラデシュのマンゴーのいくつかの品種は早く熟するため、競合国のマンゴーより一足早くヨーロッパの消費者に売ることができる。

マンゴーがバングラデシュからヨーロッパへ輸出されたことは本当にいい知らせだ。ラッシャヒ商工会議所のムド ムニルザマン会長は話した。

Prothom Alo June 02 2016
http://en.prothom-alo.com/economy/news/106631/Rajshahi-mango-exports-to-Europea-begin