38年以上前、バングラデシュ訪問中のモハメド・アリはコックスバザールの土地を贈られた。ガツンとパンチを受けたボクサーは、いつかここに夢の家を作ろうと思った。もし母国を追放されたら、ここに住もう。
だが夢の家は夢のまま終わった。
ボクシング史上最も偉大なヘビー級ボクサーのアリ氏は、1978年、バングラデシュでの短い滞在中、コックスバザールでほんの数時間を過ごした。彼はすぐ人々の心をつかんだ。
その年の2月22日、コックスバザールへ到着した彼は、空港で数千人の地元住民に歓迎された。3度のヘビー級王座に輝いたアリ氏は、ヒルトップ サーキットハウスに連れて行かれ、サガリカ(Sagarika)レストランで昼食をとった。
独立戦争に参加した自由戦士で地主の息子であるアクタール ネワズ(Newaz)カーン バブルさんは、レストランでアリ氏に会い、コラトリビーチの1ビガの土地を贈りたいと話した。
アリ氏は喜んで承諾し、そこに小さな家を建てようと約束した。
今はダッカのグルシャンに住んでいるバブルさんは、法的な問題のため、土地をすぐ外国人であるアリ氏に譲渡できなかった。アリ氏にバングラデシュ市民権が与えられた後、土地の所有権を譲渡するため、その後何度か連絡を取り続けた。
しかしアリ氏は都合の良いときに家を建てると繰り返すだけだった。
66歳になったバブルさんは、その土地に高校が建ったと記者に話してくれた。
The Daily Star June 5 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/the-never-built-dream-home-1234609
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