現在の調子でビジネスを継続しても、持続可能発展目標(SDG)の達成や中所得国の仲間入りはできないでしょう。調査を主導したシンクタンク"パワー・アンド・パーティシペーション・リサーチセンター"のホサイン ジラル ラーマン実行委員長はいう。
バングラデシュは課題中心の政治から、系統立った政治に変化しなけらばならない。政策対話センターのムスタフィズル ラーマン所長は言う。
権利団体"シュシャショナー ジャネイ ナガリク"のバディウル アラム マジュムデル書記長は、バングラデシュには潜在能力はあるものの、期待通りには発揮できていないとした。
バングラデシュ銀行前頭取でブラック大学経営学部のサレフディン アーメド教授によると、2014年の総選挙と最近のユニオン議会選挙以来、国レベルと地方レベルの両方で政治的スペースが狭くなってきているという。
「住民たちでプロジェクトを持たなければ、社会的な監査がなくなって汚職が起こるでしょう。機関の力が弱いため、彼らの改革も必要です」
民主主義と良い形の統治、良い形の進展は、相互に関連する持続可能発展の鍵だとサレフディン教授はいう。
ダッカ大学のザリナ ラーマン カーン行政学教授によると、統治は発展の鍵だが、政治的統治は発展の足かせになっているという。
この調査は更なる議論への始発点であり、SDGは議論を進める際の指針となる。UNDPバングラデシュ責任者のポーリン テメシス氏はいう。
政策協議で議長を務めたUNDPバングラデシュ住民代表のロバート ワトキンス氏は、UNDPは経済発展に対し、統治が及ぼす影響を調べるためこの調査を行ったという。
「ゴールは明確ですが、その道のりはいまだ険しいものです」
The Daily Star June 08 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/people-have-little-faith-politics-1236028
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