ラマダンの効用

ラマダンの効用
ラマダン中の断食は本質的なもので主に宗教的であるが、この聖なる月は心と体の両方にたくさんの効用をもたらす。

1ヶ月間断食することは体内浄化(デトックス)する1ヶ月であることを我々は皆知っている。他にもいろいろな効用がある。

Photo: UNB

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体と心に平穏をもたらす
夜明けから夕暮れまでの抑制の時間はイスラム教徒が慈悲深く、寛容なことを、イフタールの食卓を囲むことは家族結束を、祈ることは崇高な行いを、礼儀正しくすることは自己制御を実践することに繋がる。

中毒を克服するのに役立つ
食べること、飲むこと、性行為、嘘をつくことなど、ラマダンはそれらを捨て去るための絶好の機会を与えてくれる。自己制御できるなら、克服がそれほど困難ではないことが分かる。

減量の促進
ラマダン中はカロリー消費が全体として減少する。いつものように食べようと思っても食べる量が減り、体重は減少するだろう。日中に少し活動的であれば、脂肪の分解も促進する。

断食は脳ブースター
米国の科学者によって行われた研究では、精神安定にプラス効果があることは繰り返し述べられている。科学者たちはラマダン中に達成された精神集中が脳細胞を生み出す神経栄養因子のレベルを増加させ、脳機能を改善させることを発見した。

継続的な食欲抑制
ダイエットの主な問題の1つは、落ちた体重がすぐに戻ってしまうこと。時に以前より増えてしまう事がある。ラマダンでは断食中に食べる量が減ることで、胃は次第に縮んでゆき、少ない量で満腹感を得られる。

デトックス
冒頭で述べたように、ラマダンは体に劇的なデトックスをもたらす。日中に飲食を行わないことで、消化器系が解毒を行う貴重な機会がもたらされる。

栄養素の吸収促進
断食により、あなたの代謝はより効率的になる。食べ物から吸収する栄養素の量が上昇する。

The Daily Star June 9 2016
http://en.prothom-alo.com/lifestyle/news/107609/Top-health-benefits-to-gain-from-Ramadan