政府は2018年までに電気が通っていない遠隔地域や離れ島に、50のミニソーラー配電網を設置する計画を立てた。
計画されたミニ配電網のうち7つは既に設置され、11が設置過程、残り32が計画段階だ。
各ミニ配電網は500~1200世帯や商店に電気を提供するため、100~250キロワットの負荷容量を持つ。国有金融機関であるインフラストラクチャー開発公社(IDCOL)の再生可能エネルギー部門イナムル カリム パベル代表はいう。
すべてのミニ配電網は規模や容量に応じて4千万タカ(約5390万円)~9千万タカ(約1.213億円)の投資を必要とし、IDCOLの民間パートナー組織(PO)により設置される。
ミニソーラー配電網とはディーゼル火力発電機によるバックアップと共に、蓄電池システムを含む統合ソーラーシステムのことを指す。
電気はソーラー中央装置(hub)で生成され、昼間は送電線を介して消費者のもとへ送られる。蓄電池システムは夜間の電力供給を貯蔵する。雨の日はディーゼル火力発電機がバックアップ支援を行う。
消費者は家庭用照明や扇風機、小さな産業用モーター、灌漑用モーターなどに電気を使用することができる。冷蔵庫や電子レンジでさえ、ミニソーラー配電網の電力で動かすことができるだろう。
国の配電網システムから遠く離れているうえ、将来的にも国の配電網システムに接続される可能性はほとんどないから我々は離島を選んだ。
持続可能・再生可能エネルギー開発局(Sreda)のシッデク ゾバイール(Zobair)氏はいう。
再生可能エネルギーの推進のために約2年前に組織されたSredaは、IDCOLから融資を得ながら、ミニソーラー配電網プロジェクトの政策支援をしている。
The Daily Star June 12 2016
http://www.thedailystar.net/city/remote-islands-getting-mini-solar-power-grids-1238221
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