5月の物価上昇率は先月より16ベーシスポイント(0.16%)低い5.45%で、過去43ヶ月で最低値となった。
ここ11ヶ月の平均物価上昇率は5.96%。この数字は年間目標の6.2%を下回っている。
「6月末まで物価上昇率が目標値に収まっていることを願います」
AHM ムスタファ カマル計画大臣は昨日、データを公表した際にこう話した。
カマル大臣によると、物価上昇率の低下は国内外の日用品や食品の価格低下を受けてのものだという。
ボロ米の爆発的生産や他農産品の豊作を受け、物価上昇は減速した。
バングラデシュ統計局によると、先月は日用品の価格下落を背景に食品の物価上昇率が3ベーシスポイント減の3.81%、食品以外は42ベーシスポイント減の8.34%になったという。
日用品価格が低下したため、新しい給与水準が実施されたとしても、物価はさほど上昇しなかっただろう。
イードによる購買圧力のため、今月と翌月は物価上昇率が伸びると思われるが、影響は小さいだろうとカマル大臣。
AMA ムヒト財務大臣は予算演説において、農業での申し分のない生産量、国際市場での燃料価格の低下、マクロ経済での倹約傾向が物価上昇を減速させたと話した。
最近、様々な石油製品は価格を引き下げたものの、ディーゼル価格は物価上昇の大きな要素となっている。ディーゼル価格が十分に下がらなければ、食品以外の物価には大きな影響が出ないという。
ムヒト大臣は予算演説で、次年度は世界市場で石油を含む日用品の価格が低下を続ける可能性があると話した。
燃料価格の更なる下方修正は継続されそうだ。
The Daily Star June 14 2016
http://www.thedailystar.net/business/inflation-lowest-43-months-1239394
関連