ピロジプールのグアバ(後)

ピロジプールのグアバ(後)
しかしこれらはルノ モンダルという男が存在しなかったとか、彼はガヤに行かなかったということを意味しない。

歴史の詳細もまた、グアバ栽培が危機に瀕していることを止めることはできない。

いったんグアバ栽培を始めるとあまり維持費はかからない。ネサラバド郡カトゥラカティ(Kathurakathi)村出身の果樹農家ジャハラル(Jaharlal)モンダルさんはいう。だが収穫に多くの費用がかかる。各労働者に一日あたり450タカ(約595円)支払わなければならないからだ。グアバの市場価格が安い場合、それは厳しい。

多くの生産者は同意する。グアバはシーズン初めはまだまともな価格で売れるが、ハイシーズンに急落する傾向がある。急落するとグアバ栽培を維持できない1モーンド50タカ(約66円)以下で販売されることがある。

グアバは保存できず、時々腐敗したまま木に残っている。

過去数シーズンにわたってグアバ栽培で損失を出したと、カトゥラカティのラビンドラナト モンダルさんはいう。多くの農家と同じように、彼はホグプラムを栽培するようになった。

ネサラバドの農業職員であるムハンマド リファット シクダー(Sikder)さんによると、郡内にはすでに152ヘクタールのホグプラム果樹園があり、年々拡大している。ホグプラムは需要が高いだけでなく、グアバとは違って一週間以上新鮮なままだ。

一方でグアバ栽培の伝統を守る試みがなされている。

「私たちは長持ちし、高い価格のタイ産グアバを導入しようとしています。そして栽培者が価格が上昇するのを待つことができるよう、低温貯蔵施設ができることを希望します」
シクダーさんは言う。

ネサラバドで100年以上続くグアバ栽培を残したい。シクダーさんは決意している

The Daily Star June 17 2016
http://www.thedailystar.net/country/will-pirojpurs-guava-heritage-stand-the-test-time-1241038