ラーマクリシュナ・ミッション・ダッカは昨日、ラマダン中の血液ストック不足に対処するため、献血プログラムを開催した。
スワミ グルセルヴァナンダ次官補がプログラムの開会宣言を行い、ミッション賛同者が血液を提供した。
木曜日、ラーマクリシュナ・ミッションと、ラーマクリシュナ・マスのヒンズー僧侶長に殺害予告状が届けられた。
だがプログラム中に混乱はなかった。輸血プログラムはサンダニ(SANDHANI)のサー・サリムラー医科大学ダッカ支部が運営した。
ミッションの僧侶たちは集めた血液はどんな宗教の人々にも使われ、その命を救うものだとして、脅迫があったにもかかわらず日程の延期は行わなかった。
「イスラム教徒がラマダンで断食を行うため、他の月に比べて献血は減っています。不足に対処するため、今はヒンズー教徒が血液を提供する番なのです」
ミッションメンバーのスワミ デヴァディヤナナンダさんは言う。
「私たちが人々に奉仕する時、相手の宗教は考えず、ただ人として接するだけです」
これからも共同社会の実現に向けて活動を続けていきたいとスワミさんはいう。
ミッションは普段、健康診断や地元住民へのきれいな飲み水提供などの福祉プログラムを行う。
サンダニでは毎月230~250袋の血液を確保する。だがラマダン中は120~160袋しか集まらないという。
The Daily Star June 18 2016
http://www.thedailystar.net/city/ramakrishna-mission-unwavering-its-goal-1241554
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