マンゴー フィーバー(後)

マンゴー フィーバー(後)
モクレスルさんによると、マンゴーの生産量は平年並みだが、イードのおかげで価格がいいという。5月末はマンゴー1モーンド当たり900~1千タカ(1193~1326円)だったが、今は1モーンド1300~1500タカ(1724~1989円)の間を推移する。

お祭りムードは農園から市場に流れ込む。生産者たちはマンゴーをリキシャでバネシュワル市場まで運びこみ、買い手を待つ。マンゴーの香りは市場を通りがかりった通行人や訪問者を惹きつける。

「農家はマンゴーを金のように大切に扱います。ラウクナマンゴーは昨年1モーンド600タカ(795円)で売られていましたが、今年は1モーンド1300タカ(1724円)するのです」
バネシュワル市場のマンゴー商人、ヤシン アリさんはいう。

ムクタール ホサインさんはマンゴーの購入に90万タカ(119万円)を使った。購入したマンゴーをダッカやチッタゴン(Chittagong)の商人に販売する。

「マンゴーはあらゆる人々にお金をもたらします」
マンゴー商人のナズルル イスラムさんは言う。このシーズン、アルバイトも1日600~1200タカ(796~1592円)を稼ぐ。

「農家のアルバイトとして1日500タカ(663円)を稼ぎます。しかしマンゴーシーズンは少なくとも200タカ(265円)ほど収入が増えます。しかも収穫のたび、経営者がたくさんのマンゴーをくれるので、マンゴーを買う必要がありません」
ジャルマリアでアルバイトをしているアブドゥル アジズさんは笑う。

女性アルバイトのアスマ ベグムさんによると、多くの女性たちはマンゴーの分別作業で1日150~200タカ(199~265円)稼ぐという。
「マンゴーは私のような貧しい暮らしをする人間にも恩恵を与えてくれます。マンゴーを食べることができ、いくらかのお金も稼げます」


The Daily Star June 21 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/its-mango-time-rajshahi-1243000