ビルマ葡萄の豊作がナルシンディ(Narsingdi)県の農家に笑顔をもたらした。市場ではこの美味しく栄養のある果物の需要が増えている。
ビルマ葡萄の木はおよそ20年間、赤土の土壌であるシブプール(Shibpur)郡やベラボ(Belabo)郡の村々で、ほとんど自然のまま育ってきたという。
今では村々の数百エーカーの土地で商業栽培される。多くの農家はこの果物栽培で自立を成し遂げ、職のない若者たちも栽培に興味を示す。
ナルシンディ産のビルマ葡萄は国内の需要を満たすだけでなく、ヨーロッパや中東の国々にも輸出される。
ナルシンディ農業普及局(DAE)の担当者によると、シブプール郡やベラボ郡、ライプラ(Raipura)郡の赤土はカルシウムなどのミネラルが豊富で、ビルマ葡萄の栽培に適しているという。
昨年は県内581ヘクタールでビルマ葡萄が栽培された。今年の作付面積は625ヘクタールに拡大した。商業栽培だけではなく、家庭菜園や休耕中の土地でも栽培されるが、こちらはDAEの統計には入らない。
モージャル(Morjal)やシブプールのバザールにはビルマ葡萄の市場が設けられ、毎日様々な県から卸業者が買い付けにくる。
ベラボ郡ウジラブ(Ujilab)村の農家コーシェド ミアさんによると、卸市場ではビルマ葡萄が品質に応じて1モーンド1500タカ(1969円)~4000タカ(5251円)で販売されるという。
ラジャルバグ(Rajarbagh)村のサブジ ミアさんによると、十分に育ったビルマ葡萄の木から通常5~10モーンドの実がとれるという。
ナルシンディDAEのロタファト ホサイン副局長によると、今年は天気が良好でだったのでビルマ葡萄が豊作になったのだという。
輸出が進むにつれ、毎年ビルマ葡萄の栽培面積は拡大している。
The Daily Star June 28 2016
http://www.thedailystar.net/country/farmers-all-smiles-lotkon-yield-high-1246735
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