水曜日に公開された世界銀行レポート"物流業界と競争2016:グローバル経済の中の貿易・物流"の中でバングラデシュは、ここ2年間で物流パフォーマンスが著しく進歩したと評価された。
世界銀行が2年ごとに算定を行う物流パフォーマンス指標(LPI)で2014年108位だったバングラデシュは、2016年に87位となり、21個も順位を上げた。
インドは19位上がって35位、パキスタンは68位だった。他の南アジア諸国はバングラデシュに後れを取っている。ネパールは2014年の105位から順位を落として124位だった。ドイツが1位の座を保持し、最下位はシリアだった。
物流の改善は国内の投資を促進するだけではなく、国際取引の促進にもつながる。
LPIは160ヶ国を6つの基準で分析する。出入国管理機関の通関手続き効率性、貿易や輸送に関するインフラ品質、積み荷の競合的な価格付けの容易さ、物流サービス品質、送り荷追跡能力、出荷適時性だ。
得点はそれぞれの基準に対するパフォーマンスを示す。1が最も低く、5が最も高い。
今年のバングラデシュの総合成績は2.66で、2014年の2.56から上昇した。2014年に比べ、関税やインフラ、物流の競合性、追跡で良い点数を得た。
一方、国際発送や適時性はわずかながら点数が下がった。
レポートでは物流パフォーマンスが低い国は高コストに直面すると分析する。輸送コストの問題だけではなく、供給連鎖の信頼性が低いためだ。供給連鎖の信頼性の低さは、国際的な価値連鎖における集約と競合で大きなハンディキャップとなる。
The Daily Star June 30 2016
http://www.thedailystar.net/business/huge-jump-logistics-performance-1247866
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