男性の伝統衣装で、特にイード[1]の際に着用されるパンジャビの都市部マーケットでの売り上げが、過去数年に比べて急激に下落した。バングラデシュ ユナイテッドニュース(UNB)の報道。
ラマダンの第1週以降、売り上げは速度を得ているものの、先週の金曜日でさえ[2]売り上げが振るわなかった。パンジャビの小売商人たちは話す。9日間のイード休暇が始まり、多くの人々は既に都市部を離れたからだ。
バングラデシュ最大のパンジャビ市場の一つ、アイーシャ・ショッピングコンプレックスでは、イードがわずか数日後であるにもかかわらず、買い物客がほとんど見当たらなかった。
「パンジャビの売り上げは、木曜日の夜までは満足できるものでした。ですが今はわずかなお客様がいらっしゃらるだけです」
市場にあるルプ ファッションストアのラエズ ホサインさんはいう。
ホサインさんはマリバグ(Malibagh)やモウチャック(Mouchak)地区の劣悪な路面状況にも原因があるとした。多くの人々がこれらの場所をもう訪れようとしなくなり、ビジネスに大きな影響が出ているからだ。
ダッカで最も歴史ある市場の一つグリスタンズ ピル イエメニ マーケットでは、パンジャビはあまり多く見られなかった。
ムリティカ パンジャビ ファッションの経営者であるティトゥ カーンさんは、今年の売り上げは予想をはるかに下回っていると話す。
カーンさんはダッカでイードを過ごす人々が買い物客として大勢やってきてくれることを期待したが、その数はとても少なかった。
アイーシャ ショッピングコンプレックスにあるマヒン衣料品店の販売員ソハグさんによると、昨年はラマダン月の26日までに700万タカ(902万円)分のパンジャビを販売したが、今年は今まで100万タカ(129万円)分すら販売できていないという。
「以前は平日の木曜日でさえ、パンジャビは40万タカ(51.5万円)ほど売れていました。ですが今日は1万タカ(1.28万円)すら売れません」
ソハグさんはいう。
イエメニ マーケットにあるタージ パンジャビ ビタンのナズムル アクテル ダナ店長は、パンジャビの売り上げは昨年の3分の1だと話す。
ダナさんは長期の休暇に原因があるという。多くの見込客が既に都市部を離れたからだ。
アリフ コレクションの販売員モヒウディンさんは、パンジャビの売り上げは昨年よりも50%近く減少した。そのためパンジャビ商人たちは損失を勘定しなければならないという。
商人たちによると、今回は品質やデザインに応じて500~1万5千タカ(645~1万9340円)の手ごろな価格で、あらゆる世代向けの様々なデザインを用意したという。
綿のパンジャビは500~5千タカ(645~6450円)、絹などのカラフルなパンジャビは2千~1万タカ(2578~1万2893円)で販売されている。
ロンギン シュトの経営者バシュデブさんによると、長い休暇が始まって以来客足が遠のいているという。商人たちは商品の価格を下げて売り上げを増やし、損失の軽減をもくろむ。
Prothom Alo July 04 2016
http://en.prothom-alo.com/lifestyle/news/110849/Panjabi-sale-sees-sharp-fall-this-Eid
[1]イードアルフィトル=ラマダン(ヒジュラ暦の9月、断食月)明けの祝祭。イスラム教最大の祝祭
[2]イスラム教では金曜日が安息日にあたる
翻訳:ハセガワ
#バングラデシュ #ニュース #パンジャビ
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