各衣料品メーカーは昨日、6月分の給与とイードアルフィトルに向けた祝祭ボーナスを従業員に支払ったと発表した。
ただしデイリースターの取材では、発表の裏付けはまだ取れていない。
バングラデシュ衣料品製造・輸出業者組合(BGMEA)のシディクル ラーマン会長はダッカ(Dhaka)で開かれた記者会見で、昨日の時点で99.95%の工場では祝祭ボーナスが支払われたと話した。
まだ6月分の給与を支払っていない衣料品工場はわずか2、3ヶ所だけだという。
「残る2、3ヶ所の工場でも、本日の午後4時までには6月分の給与支払いが完了するでしょう」
中央危機管理チームが従業員へのイード前の給与支払い状況を監視しているとラーマン会長はいう。
国内の9地域では個別の危機管理委員会が監視に当たっている。
「どこかで危機があった場合、中央や地方の危機管理委員会が共同で解決に当たります」
ラーマン会長はいう。
どの工場もイード休暇の告知を行っており、多くの衣料品産業労働者は既に故郷の村に向けて出発したという。
BGMEAの指導者たちはホーリー アルチザン ベーカリーのテロ攻撃で犠牲になった人に対して深い弔意を表しながら、衣料品業界には悪い影響がないだろうと話した。
「私たちは近年、ラナプラザ崩落事故や政治危機による頻繁な一時休業といった多くの困難に直面してきました。ですが技術や回復力によりこれらの危機を乗り越えてきました」
ラーマン会長はいう。
ラーマン会長によると、一部の大手小売業者は既にBGMEAに連絡を取り、バングラデシュから撤退しないと話したいう。
「ですが、このような残虐行為が頻繁に起こるようであれば、衣料品ビジネスは将来確実に失われるでしょう」
The Daily Star July 05 2016
http://www.thedailystar.net/business/all-factories-have-paid-eid-bonus-bgmea-1250395
翻訳:ハセガワ
#バングラデシュ #ニュース #衣料品産業
関連