金曜夜に発生した恐ろしい人質事件に衝撃を受け、日本人ダッカ駐在員たちは仕事や日常生活への影響を最小限にしながら家族の安全を確保するにはどうすればよいか迷っている。ジャパンタイムズの報道。
「ダッカの日本大使館からは気を付けるように忠告を受けていましたが、実際にテロ攻撃が起こるとは思ってもいませんでした」
企業経営者タナカ・ヒデキさん(41)はこう話した。
タナカさんの会社はバングラデシュで日本企業を支援している。報道によると、タナカさんの家は襲撃のあったレストランから10キロの場所にあり、家族3人で暮らしている。レストラン襲撃では日本人7人を含む食事客や店員たちが傷つけられ、あるいは殺害された。
タナカさんの9歳の息子と5歳の娘が通っていた日本人学校は、20人が殺害された襲撃事件の日以来閉鎖している。
「襲撃を行った若者たちは、日本赤軍や、1960年代の高度経済成長期に現れた他の過激派たちに似ているように思えます」
ジャパンタイムズはタナカさんの発言を引用した。タナカさんはバングラデシュに10年以上住んでいる。
「バングラデシュ経済が成長するにつれて、テロリストによる襲撃がより多く発生するでしょう」
ジャパンタイムズはタナカさんの見方を紹介している。
「日本人学校も標的になり得ます。ですので、家族がここに留まるべきかどうか悩んでいます」
日本企業のバングラデシュ操業を支援する会社を経営するオザキ・トオルさん(38)は、事件当時日本にいたという。オザキさんは従業員に対し、自宅待機し、外国人が集まるような場所には行かないよう指示した。
「外国人を標的としたテロ行為が、アジアの他地域にも広がるのではないかと心配しています」
オザキさんは見解を示した。
Prothom Alo July 06 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/111055/Japanese-expats-weigh-leaving-Bangladesh
翻訳:ハセガワ
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