都市生活の慌ただしさを忘れ、池で釣りをし、木を植え、故郷にいる友人やいとこ達と数時間の世間話に興じた。
都市工学を専攻するマハムドゥル ホックさんはイード[1]休暇中、楽しい数日間を過ごした。
「休暇でリフレッシュしました。楽しい思い出のお陰で、この先数ヶ月は元気でいられそうです。次のイードが来るのを待っています」
ホックさんは昨日ダッカ(Dhaka)に戻ってきた。
ホックさんのようにダッカ在住の数千人が昨日ダッカに戻り、仕事に復帰した。
多くの人はストレスのない旅路を楽しめたが、南西部の県へ向かう人たちはラジバリ(Rajbari)県のダウラトディア船着場で苦労した。
車の数が多く、船着場には長い渋滞ができていた。パドマ橋を渡るため、土曜の夕方から数百台の車が何時間にもわたり立ち往生していた。
「昨日(日曜日)の午前0時30分頃、船着場に到着しました。フェリーに乗るため、およそ4時間待たなければなりませんでした」
民間のサービス会社に勤めるボーラン ウディンさんは言う。
フェリーに搭乗するため、およそ800台の車が長蛇の列を作っていた。
だがフェリー当局は自家用車とマイクロバスに対し、他の車種よりも先に搭乗を許可したため、乗客たちはいくらか安堵した。
「フェリー当局の指示に従い、500台ほどのバスを尻目に列の先頭に移りました」
モファッザル ホサインさんはいう。ホサインさんは土曜日の午後8時ごろ、フェリーに乗船した。
渋滞は一日中続いた。特派員の報告によると、昨晩の午後7時ごろ、約300台の車が船着場で待っていたという。
最も交通渋滞が起こりやすいとされていたダッカ~タンガイル(Tangail)間の高速道路は交通量が激しく、車は一日中ゆっくりした動きだった。
「チャンドラ(Chandra)からミルザプール(Mirzapur)の15キロを超えるのに普段は30分ほどです。ですが今日(日曜日)は1時間半近くかかりました」
ダッカ~チッタゴン(Chittagong)、ダッカ~シレット(Sylhet)高速道路では、ほぼ全域で順調に流れていた。
マダリプール(Madaripur)県のカウラカンディ船着場では、交通量は多かったものの渋滞は発生しなかったとフェリー職員は話す。
各地からコムラプール駅へ到着した列車は、どれも乗客ですし詰めになっていた。
「私は席に座れませんでした。ずっと車内で立っていました。それでもバスだと渋滞に出くわすかもしれないので電車を選びます」マイメンシン(Mymensingh)出身のモハマド サディムさんはいう。
昨日コムラプールには各地から61本もの電車が到着した。そのうち4本は1~2時間の遅延があったと鉄道職員は話す。
The photos were taken at Sadarghat Launch Terminal yesterday. Photo: Amran Hossain and Prabir Das
ショドルガット船舶ターミナルでも同様の出来事があった。到着した船舶はどれも超満員だった。
Uターン客たちはバスや船舶、鉄道の発着場に着いた後、ダッカ市内で交通渋滞に直面した。
イード・アル=フィトルはムスリム(イスラム教徒)にとって最大の宗教祭だ。交通機関によると、毎年およそ600万人の都市在住者がイードを祝うために故郷に戻るという。
The Daily Star July 11 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/hassle-free-return-city-1251913
[1]イード・アル=フィトル:断食明け大祭。ラマダン(ヒジュラ暦9月:断食月)の終わりを祝う
翻訳:ハセガワ
#バングラデシュ #ニュース #イード
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