生き残った日本人

今月初めに発生したレストラン襲撃事件に巻き込まれた8人の日本人のうち、ただ1人生き残った渡辺玉興(わたなべ・たまおき)さん(46)は警察に対し、店舗の庭に隠れることができたと話した。捜査関係者による。

渡辺さんは現在東京の病院に入院しており、襲撃で受けた銃傷の治療を行っている。渡辺さんは銃撃が始まった際、ホーリーアルチザンベーカリーのカフェを脱出し、12時間に及ぶ包囲戦の間、建物の外で隠れていたという。

警察による最初の事情聴取で渡辺さんは、この事件で殺害された7人の日本人と一緒にレストランにいたと明言した。また建物から脱出した後、他の仲間は見ていないと話している。捜査関係者が水曜日、明らかにした。

7人の日本人のうち5人は銃撃され、少なくとも4人は頭部に受けたものを含んだ銃傷が死因とされている。

2人の警察官と、襲撃者7人のうち6人がこの事件で死亡している。軍と警察官はダッカ(Dhaka)高級街にあるこのレストランに強襲作戦を行い、事件は終息した。

渡辺さんを含む13人がバングラデシュの警察により救出された。

捜査関係者によると、水曜日、病院で行われた1時間程度の事情聴取の際、渡辺さんは落ち着いた様子で捜査官に話をしたという。

国際捜査のため、警察は襲撃状況について、渡辺さんにさらに事情聴取することを望んでいる。

この襲撃事件では9人のイタリア人と2人のバングラデシュ人、1人のアメリカ人と1人のインド人も殺害された。過激派組織イスラミックステート(IS)は事件への関与を主張している。

The Daily Star July 15 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/sole-japanese-survivor-hid-cafes-garden-1254028
翻訳:ハセガワ

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