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家族から離れて過激派に加入する若者について報じられる中、昨日、緊急行動隊(RAB)は国内39県で行方不明になっている261人のリストを公開した。
RAB窓口担当者に対し、リストに載る人について他に何か情報はないか尋ねたところ、50人分の顔写真を公開した。
そのうちの1人イブラヒム ハサン カーンさんは2015年2月13日、ソーシャルメディアにアラビア語で何かを投稿して以来行方不明だという。
イブラヒムさんのアカウントでフェイスブックに投稿された内容によると、2015年の6月14日、ホーリーアルチザンベーカリーに行っていたとある。今年7月1日、ホーリーアルチザンベーカリーでは武装した過激派集団が外国人を含む20人の人質を殺害している。
行方不明の若者のうち74人はダッカ(Dhaka)県、32人はチッタゴン(Chittagong)県、29人はジェナイダ(Jhenidah)県、14人はジョソール(Jessore)県、9人がフェニ(Feni)県、9人がロングプール(Rangpur)県、8人がキショルガンジ(Kishoreganj)県、6人がチャンドプール(Chandpur)県、6人がノアカリ(Noakhali)県、4人がコックスバザール(Cox's Bazar)県、4人はチャパイナワブガンジ(Chapainawabganj)県の出身だ。
RABのムフティ マームード カーン法務・メディア部責任者によると、このリストは政府の指示で用意されたという。
リストはRABの公式フェイスブックページで閲覧できる。
https://www.facebook.com/rabonlinemediacell/?fref=nf
同じ昨日、警察はホーリーアルチザンベーカリー付近の交差点に設置された防犯カメラの映像を公開した。7月1日の襲撃事件の容疑者4人には印が付けられている。
警察は容疑者を特定するため、市民の助けを求めている。
この映像はダッカ警視庁(DMP)のメディアサイト以外に、RABやDMPのフェイスブックページに投稿されている。
女性2人を含む4人の容疑者には赤丸が付けられている。
この1分19秒の映像は7月1日の午後8時42分から始まる。79番通りと75番通りの交差点に取り付けた複数のカメラ映像を編集したものだ。
"suspect-1(容疑者1)"と印を付けられた人物は25~30歳と思われる。ズボンと、肩に黒い縞の入ったシャツを着て、8時42分に通りを当てもなくふらついている。
午後8時46分、彼は通り中央で銀色の車から降り、急いで通りを横断した。約7分後、彼は歩道を歩いている。
警察は容疑者1を降ろした後、即座に走り去ったこの車を探している。
容疑者2は黒いシャツとズボンを着る若者で、午後8時46分、歩道を歩いている。3分後、彼は容疑者3と合う。容疑者3は他の2人より年上だと思われる。
容疑者3は誰かと携帯電話で話している。
容疑者4は女性で、午後8時43分、歩道を歩いている。14分後、この場所に戻ってきた。
RABとDMPの反テロリズム局は映像を公開し、これらの人物について何か情報があれば連絡するよう市民に要請した。
膨大な数の防犯カメラ映像を分析し、不審な行動を取る4人に気付いたと反テロリズム局の職員はいう。
あるRAB職員は、これらの容疑者たちはグルシャン襲撃作戦の支援部隊メンバーだった可能性があるという。
7月1日、武装した過激派集団がホーリーアルチザンベーカリーで外国人やバングラデシュ人の食事客を人質に取り、20人を殺害した。そのうち9人はイタリア人、7人は日本人、2人はバングラデシュ人、1人はインド人、1人はバングラデシュ生まれのアメリカ人だった。
午後8時40分頃に立てこもりが始まった直後、事件を終息させようとした警察官2人に襲撃犯は爆発物を投げつけ、2人を殺害した。
7月2日午前8時頃、陸軍率いる特殊部隊が店内に突入し、11時間に及ぶ人質事件は終息した。過激派と思われる"6人"が殺された。
このような大規模な残虐行為は、襲撃犯たちだけでは実行不可能だと警察は考えている。外を見張り、建物内の襲撃犯たちに情報を伝えていた別働隊がいたとみている。
The Daily Star July 20 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/police-release-video-4-new-artisan-suspects-1256533
翻訳:ハセガワ
#バングラデシュ #ニュース #ダッカ人質事件
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