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初の民間経済特区となるメグナ産業グループの"メグナ経済特区"は、来月当局に最終承認を受け、国内外からの投資を受け入れる。
メグナ経済特区はナラヤンガンジ(Narayanganj)県ショナルガオ(Sonargaon)でメグナグループが開発する、2つの経済特区のうちの1つだ。
経済特区とは、国内の他の場所とは異なる特別な経済的規制をもつ指定区域を指す。企業は経済特区内に産業拠点を設けることで、税制優遇などの恩恵を受けることができる。
メグナグループは昨年与えられた事前資格条件に従い、環境影響アセスメント、実現可能性調査、経済特区基本計画を完了した。
役員によると、バングラデシュ経済特区庁(BEZA)は来月、メグナに確定資格を与えるという。
準備作業は完了した。投資が開始される。BEZAのパバン チョウドリー長官が話した。
メグナグループのモスタファ カマル会長によると、国内の幾つかの大企業に加え、既に日本や中国、韓国の企業家が産業拠点の設置に興味を示しているという。
「私たちは約3億ドル(321億円)のポリ塩化ビニール(PVC)工場の建設計画を持つ中国人企業家と交渉しています」
メグナグループ自身も食用油、薬品、製粉、製紙の4工場を設置するため、約8700万ドル(93億円)を外貨貸付で調達した。
メグナ経済特区はショナルガオを流れるメグナ川沿いの245エーカーで、ダッカ(Dhaka)~チッタゴン(Chittagong)間高速道路に近接している。この経済特区では様々なレベルで2万人以上の雇用が生まれるだろう。
「しかもここに衣料品工場のような労働集約型の産業拠点が設けられれば、雇用機会はさらに増えるかもしれません」
カマル会長はいう。
メグナ経済特区はパルプや製紙、ティッシュ、生理用ナプキン、子ども用おむつ、PVC工場、石油精製所、製粉所、発電所、石油化学製品、セラミック、液化天然ガス(LPG)プラントといった産業に適している。
カマル会長は、100エーカーの土地で開発中のもう1つの経済特区、"メグナ産業経済特区"の開発作業も本格的に始まったという。
The Daily Star July 21 2016
http://www.thedailystar.net/business/meghna-group-get-go-ahead-first-private-economic-zone-1256797
翻訳:ハセガワ
#バングラデシュ #ニュース #経済特区
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