グラミンフォン、第4世代へ

グラミンフォン、第4世代へ
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グラミンフォンのラジーブ セティ最高経営責任者(CEO)によると、同社は第4世代(4G)の携帯電話サービスを提供する準備ができているという。

セティ氏によると、同社は1万26サイトを高速インターネット(3G)技術で利用でき、これらのサイトでは4G通信サービスを提供できるという。

「そのために必要なのは周波数帯中立性だけです」
セティ氏は火曜日の取材で話した。

「私たちはより高速なインターネットサービスに需要があることに気付きました」

ユーザーは動画を視聴するが、どの技術を使っているのかは気にしない。
「今、バングラデシュのお客様は、より多くの動画コンテンツを探していることに気付きました。お客様は携帯ネットワークを利用し、テレビ番組さえ視聴します」

4Gネットワークが整えば、この技術を使う顧客数は大幅に増加するだろうとセティ氏。

周波数帯中立性とは、通信会社が任意の周波数帯を使い、様々なサービスを提供することだ。周波数帯中立性により、エンドユーザーが最も恩恵を受ける。世界市場の多くは周波数帯中立性の恩恵を受けているとセティ氏はいう。

一部の国の通信会社では第5世代技術について考えている会社さえあるという。グラミンフォンは技術備品ベンダーのファーウェイの支援のもと、自社ネットワークで4Gサービスの試験運用を既に行い、途方もないスピードを記録している。

試験運用では2100メガヘルツ帯を使用したが、世界的に見れば1800メガヘルツ帯が最も人気がある。
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「携帯電話通信の恩恵を国内全ての町、全ての村、そして全ての家庭にもたらす会社はグラミンフォンが初めてです。私たちはインターネットの分野でも同じ事をやろうとしています」

セティ氏によると、同社の3Gサービスは国内人口の90%以上に及ぶという。

これほどの短期間にこのような大きな広がりを見せた国はそう多くない。セティ氏はインドを例に挙げた。インドはバングラデシュよりもずっと前から3Gサービスを開始したが、普及率ではバングラデシュほど拡大していないという。

「インドはまだ3Gサービスを、人口の90%までには提供できていません。タイやインドネシア、マレーシアでさえも、普及率ではグラミンフォンの水準に届かないでしょう」

これらの実績がグラミンフォンを音声通信とデータ通信の両方で、国内第一のネットワークたらしめているのだとセティ氏は言う。
残りのサイトも数ヶ月以内には3Gに対応させるとセティ氏は言う。グラミンフォンはネットワーク拡張のため、2015年に190億タカ(259億円)、今年上半期に136億タカ(186億円)を費やした。

市場リーダーたちは既に音楽や健康管理といった様々なサービスを投入しており、教育サービス向け計画も進行中だ。
「これは心躍る旅路の第一歩でしかありません」

3Gサービスによって人々の暮らしは加速し、政府はより多くのサービスを電子化できるようになったとセティ氏は言う。

セティ氏は通話切断問題について、グラミンフォンのサービス品質は先諸国の通信会社よりも高いと話した。
「私たちは国際電気通信連合の全ての指標より、遥かに高い成果を出しています」

グラミンフォンは現在、サービス品質が水準に達していない地域で業務を行っている。
「特にダッカのような大都市で、サービス品質向上に力を入れることになるでしょう」

先日ダッカで起こったテロリスト襲撃事件についてセティ氏は、事件は痛ましい状況を引き起こしたが、グラミンフォンの国内投資には影響がないだろうと話した。
「私はこの問題についてはさほど懸念していません」

だがグラミンフォンはネットワークや基地局の安全確保措置を追加したという。
「私たちは政府のあらゆる機関と緊密に連携し、事に当たっています」

通信部門の税金は毎年増加している。昨会計年度は税金が5~6%増加し、エンドユーザーに負担を強いた。
課税に関してセティ氏はそう話した。

The Daily Star July 21 2016
http://www.thedailystar.net/business/telecom/gp-ready-offer-4g-services-1256803

翻訳:ハセガワ

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