公共輸送制限

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ダッカ(Dhaka)外交区では安全確保のため、来月から公共輸送機関として、空調付きバス30台とリキシャ500台のみを許可することが決まった。

バスはナトゥンバザール(Natunbazar)~カコリ(Kakoli)間、ハティルジール(Hatirjheel)近辺のポリスプラザコンコード(Police Plaza Concord)~グルシャン(Gulshan)間でのみ乗客輸送を行う。
ダッカ警視庁(DMP)のラフィクル イスラム総監補佐が発表した。

リキシャは独自の色が塗られ、バス運転手はIDカードを所持することになる。リキシャはグルシャン、バリダラ(Baridhara)、ニケトン(Niketon)地区で運行することになる。

決定は7月1日に発生したグルシャン襲撃事件を受けてのものだ。この事件で外国人17人と警察官2人を含む22人が死亡した。

警察はホーリーアルチザンベーカリーを血に染めたこの事件の後、グルシャンでの公共輸送規制を行っていた。

必要があればバスやリキシャの台数を増やすとラフィクル氏は言う。

DMPと北ダッカ市(DNCC)、様々な地域組織が合同で動いている。

未認可のリキシャは安全面で脅威をもたらす可能性があると判断し、この決定を行った。警察幹部はいう。


[噂を非難]

警察本部は昨日、過激派が様々な施設を襲撃する可能性があるという"噂"に惑わされないよう人々に訴えた。

警察本部は記者会見で、フェイスブックやユーチューブ、ツイッターといったソーシャルメディアに、ショッピングモールや政府・非政府の重要施設、教育施設、公共の大集会を過激派が襲撃するという噂が流れていると発表した。

これらは噂でしかない。仮に安全に対する何らかの脅威があれば、警察は警戒の呼びかけを含む適切な対応を行うという。

警察は噂の拡散に関与する人に対し、法的手段を取ると警告した。

DMPのアサドゥッザマン ミア総監は、市民を混乱させる噂が広まっている背後には何らかの利害関係を持つ集団がいるという。
「私たちは噂を拡散する者たちを特定しようと、ウェブサイトやフェイスブックページ、携帯電話を精査しています」

警察は現状の安全確保措置を見極めている所であり、想定外の事件を回避するため、警備を強化しているとミア総監は話した。

The Daily Star July 22 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/public-transport-be-restricted-1257754

翻訳:ハセガワ

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