野生の象は今

野生の象は今
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6月27日、アッサムからクリグラム県チルマリにやってきた仲間からはぐれた野生の象は、ここ数週間の食糧不足のため、弱々しい姿をさらけだしている。象はここ3週間ほどジャムナ川近くをさまよっているが、誰も助けようとはしない。

象は先週火曜日、ボグラ県ソリアコンドゥ郡からジャムナ川を通り、カジプール郡の浅瀬へやってきた。今は郡内ムンシルノゴルの浅瀬にいる。
カジプール消防署のジャイドゥル イスラム消防士はいう。

「消防士たちは象を見守っています。ですが私たちは野生動物を助ける能力がないので、何もできません」
彼は唇をかむ。

「郡職員と地元の人が一緒になって象を助け出そうとしましたが失敗しました。私たちはパブナ地域森林事務所に助けを求めましたが、何もしてくれません」
カジプール郡のMd アブドゥル ハリム所長補佐が、特派員に話した。

地元の人はずっと象を見守っている。弱っている象は時々ジャマルプール方面に移動するが、またカジプールの浅瀬に戻ってくる。郡役員代行はいう。

森林局に救助について尋ねたところ、彼らは動物を救助するための機器を持っていない。これまでどんな動物を助けたこともないという答えが返ってきた。

The Daily Star July 22 2016
http://www.thedailystar.net/country/now-the-stray-elephant-moves-sirajganj-shoal-1257682

翻訳:吉本

#バングラデシュ #ニュース #象