日本人の安全求める

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日本人7人が殺害された7月1日のテロリスト襲撃事件に関して日本は、徹底した捜査や関連情報の共有、犯人への厳罰を要請するとともに、バングラデシュに住む日本人の完全な安全保障を求めた。

日本はまた、バングラデシュ在住、もしくは渡航する日本人の安全保障や事件の再発防止のため、本格的な協力を望んでいる。

日本の外務省によると、日本の安倍晋三首相は、モンゴルで開かれた第11回アジア欧州会合(ASEM)開催中の7月15日、シェイク ハシナ首相との会談で声明を出した。

安倍首相はダッカ(Dhaka)のテロリスト襲撃事件で失われた多くの命に深い遺憾を表すとともに、日本人犠牲者の全員が開発援助に関わっており、その命が失われたことは途方もなく惜しまれると話した。

安倍首相はこれに関し、ハシナ首相に次のように伝えた。
「日本は犠牲となった方々の思いを受け継ぎ、バングラデシュへのODA(政府開発援助)を継続します」

20分間の会談中、安倍首相はハシナ首相に対し、岸田文雄外務大臣の下、"国際協力事業安全対策会議"で検討を行うと伝えた。

「ハシナ首相の寛容な協力をお願いいたします」
外務省ウェブサイトでは、安倍首相はこのように話したという。

安倍首相はそれ以前、テロリズムはいかなる理由でも正当化されるものではないと、襲撃事件を強く非難していた。
「亡くなられたバングラデシュの方々に改めてお悔やみを申し上げるとともに、バングラデシュへの強い連帯の意を表明致します」
「警察と軍には日本人や他の外国人の安全確保のため、あらゆる措置を取るよう直接指示しています」
ハシナ首相は安倍首相に答えた。

警察だけではなく、バングラデシュ国民全員が協力して対応しているとハシナ首相は話した。

「テロリスト襲撃事件の犯人は死亡したものの、バングラデシュは支援者や資金提供、武器提供、訓練を含む根本原因の調査を行っており、テロリズムに関するあらゆる情報を日本と共有します」

ハシナ首相は安倍首相が事件の直後、ODAを継続する勇敢な決定を下したことに敬意を表した。

日本人犠牲者はバングラデシュの開発と発展の促進に努めており、バングラデシュは彼らの死に大きな悲しみを抱いているとハシナ首相は話した。

「テロリストはテロリストであり、国や宗教は関係ありません」

The Daily Star July 22 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/japan-sought-safety-its-citizens-bangladesh-1257433

翻訳:ハセガワ 

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