8プロジェクトを承認

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国家経済会議実行委員会(ECNEC)は昨日、ダッカ(Dhaka)とチッタゴン(Chittagong)間の送電システムを改善するため、電力部門の大規模プロジェクト2件を承認した。

シェイク ハシナ首相を議長に迎えた、ECNECの定例週会議で承認がされた。

AHM ムスタファ カマル計画大臣は会議後の記者会見で、8件のプロジェクトが合計786億8030万タカ(1065億3450万円)の費用で承認されたと発表した。

総費用のうち302億6720万タカ(409億8230万円)は国庫からの支出、430億1680万タカ(582億4550万円)はプロジェクト支援からの支出になるという。

8件のプロジェクトのうち、6件は新規プロジェクト、2件は修正プロジェクトだ。

カマル大臣によると、"ダッカ・チッタゴン間主要送電網強化プロジェクト"はバングラデシュ送電網会社(PGCB)が456億7490万タカ(618億4460万円)の費用をかけ、2020年12月までに実施する。

プロジェクトの費用のうち、134億400万タカ(181億4920万円)は国庫から、45億9530万タカ(62億2210万円)はPGCB自身の財源から、276億7560万タカ(374億7320万円)は開発パートナー国際協力機構(JICA)のプロジェクト支援金から賄われる。

プロジェクトの主要目的は、マタールバリ(Matarbari)の1200メガワット石炭発電所から送電を行うことだ。

カマル大臣によると、プロジェクトの初期段階、ダッカからチッタゴンへ電力が送られるという。マタールバリ石炭発電所が完成すると、チッタゴンからダッカへ追加で電力が送られるようになる。

ECNECはもう1つの電力部門プロジェクト、"マタールバリ超重要石炭火力発電所プロジェクト"も109億1810万タカ(147億8330万円)で承認した。

PGCBは電力局の下、2020年12月までにプロジェクトを実施する。JICAはプロジェクト支援として78億7100万タカ(106億5750万円)を拠出する。

このプロジェクトの主要目的は、モドゥナガット(Modunaghat)からマタールバリに全長92キロの400キロボルト送電線を設け、マタールバリ発電所で作られた電力を送り出し、チッタゴン地区で増えている電力需要を満たすことだ。

承認されたプロジェクトの1つは、タクルガオン(Thakurgaon)県の製糖工場の古い機械を交換し、甜菜から砂糖を製造するための機械を組み込むというものだ。プロジェクトは1度改訂され、費用は41億1100万タカ(55億6640万円)だ。

別のプロジェクトには、母子の健康、保険システム(第2コンポーネント)の開発、7県の医科カレッジや病院にある画像診断システムの近代化がある。費用は79億5770万タカ(107億7490万円)だ。

他のプロジェクトと費用は以下の通り。シェレバングラ農業大学の開発(第2段階)に35億2680万タカ(47億7530万円)。タライル(Tarail)・ポンチュリア(Panchuria)間の洪水制御、排水及び灌漑(第2段階・1回改訂)に32億2010万タカ(43億6010万円)。ラッシャヒ(Rajshahi)都市部にあるショナイカンディ(Sonaikandi)・ブロンプール(Bulonpur)間のパドマ川による浸食の保護に26億8170万タカ(36億3110万円)。

The Daily Star July 22 2016
http://www.thedailystar.net/business/ecnec-approves-eight-projects-tk-7868cr-1257379
翻訳:ハセガワ

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