プレミアセメント生産拡大

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プレミアセメントミルズは建設資材の需要増加に対応するため、約40億タカ(54.3億タカ)を投資し、生産力を倍増する計画を立てている。

プレミアセメントの現在の生産力は1日6千トンだが、昨日の重役会議で生産力を1万6千トンへ引き上げる拡張計画が承認された。

セメント産業は主にインフラ開発に牽引され、年間22.5%近くの勢いで成長している。プレミアセメントのムド シャフィクル イスラム タルクデル最高財務責任者(CFO)は話す。
「ですから市場シェアだけではなく、生産量も増大させようとしています」

生産力の拡張はプレミアセメントの利益拡大になるだろうとタルクデルCFO。拡張作業は2018年までに完了する。

予定投資額40億タカのうち、20.9億タカ(28.4億タカ)は機械や設備の輸入に使われる。残りの19.1億タカ(25.9億円)は建設作業やその他の用途に使われる。

新たに設けられるラインでの商業生産は、拡張作業が完了次第、すぐに始められるとタルクデルCFOはいう。

国内には30のセメント製造業者が存在し、現時点で年間3500万トンの生産力がある。これに対して国内需要は約2千万トンだ。

国内生産量は現状の国内需要を満たしてはいるものの、一人当たりのセメント消費量はわずか105キロだ。一人当たりの消費量はインドは215キロ、スリランカは310キロ、パキスタンは170キロ、マレーシアは320キロ、そして中国は1700キロだ。

ダッカ証券取引所では昨日、プレミアセメントは1株当たり89.8~91.5タカ(122~124.3円)で取引され、終値は91タカ(123.6円)だった。

プレミアセメントの2015年の純利益は4.04億タカ(5.49億円)で、1株当たりのベーシックEPS(1株当たりの利益)は3.83タカ(5.20円)だった。これは前年の純利益5.04億タカ(6.85億円)、EPS4.78タカ(6.49円)に比べ下落している。

プレミアセメントの株式は出資者が86.08%、機関投資家が6.66%、外国人投資家が0.03%、一般市民が7.34%を保有する。

The Daily Star July 25 2016
http://www.thedailystar.net/business/premier-cement-takes-tk-400cr-expansion-plan-1258846

翻訳:ハセガワ

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