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食糧自給に貢献したとして、4機関、1団体、2個人が昨日、表彰された。
トファイル アーメド商業大臣が、第3回アグロウ(AGROW)賞の受賞者に記念の盾と賞金を手渡した。アグロウ賞はスタンダードチャータード銀行(SCB)によって始められた。
今年アグロウ賞には合計で350のノミネートがあり、7部門で貢献者を表彰した。
種子、バイオテクノロジー、農産加工分野で事業を展開するMMイスパハニ(Ispahani)株式会社の姉妹会社イスパハニ・アグロ株式会社が、研究・革新部門の栄誉を与えられた。イスバハニ・アグロは会社の事業として、2007年から食料安全保障を確保するための農業情報を提供している。
全国の全作物の農家に、効率的で効果的なサービスを提供する国営の農業普及振興局が、支援&実施部門の最も素晴らしい農業機関に選ばれた。
ジュート製じゅうたん、バッグ、かご、糸、その他のジュート関連製品の主要なメーカーの1つベンガル編みじゅうたん(Braided Rugs)株式会社が、最も素晴らしい農業輸出業者賞を獲得した。主な輸出市場は北米と西ヨーロッパだ。
バングラデシュの主要農業機械メーカーの1つアリム産業株式会社が、農業に科学技術を最大限に活用したとして受賞した。
シャトキラ(Satkhira)県のアブダス サッタル サナさんが今年の〝男性ベスト農家〟に選ばれ、ピロジプール(Pirojpur)県のホスネ アラ ベグムさんが、今年の〝女性ベスト農家〟に選ばれた。
年間農民賞(自給市場グループ)は、集められた雨水で野菜を栽培したことを称え、コックスバザール(Cox's Bazar)出身の6人の女性グループに贈られた。
他にワールドフィッシュ(WorldFish)バングラデシュ、研究グループのリファット・エンタープライズ、農家のバブル・ホサインさん、クルサム(Kulsum)ベグムさん、村緑化団体(the Group for Making the Village Green)が、異なる部門で表彰された。
男女のベスト農家、年間農民賞のグループにはそれぞれ50万タカ(約66.4万円)の賞金を贈られた。
その部門の3賞には、それぞれ5万タカ(約6.6万円)が贈られた。
アーメド大臣は講演の中で賞を始めたスタンダードチャータード銀行に感謝を表した。またバングラデシュが歩んできた食糧欠乏国から、食糧生産黒字国への行程についても話した。
「1971年に独立したときは750万人の国だったが、食料が不足していた。今、1.6億人の人口だが、食料生産は黒字です」
今年、300万トンの食糧余剰がある。輸出志向型の農業加工業者は今年、20%の報奨金を手にするだろうと大臣はいう。
「私たちのこの慎ましい試みを通じて、農業部門で貢献をしたいと全国の多くの農家がやる気を持ってくれるのが一番の願いです」SCBのアブラル・A・アンワル最高経営責任者(CEO)はいう。
持続可能な農業開発へのあらゆる課題や制約にもかかわらず、食糧安全保障や雇用、そして外国送金を確保するため、過去数十年にわたって農業革命が起こってきた。
政府は農業部門と農家に多くの支援を提供している。アンワル氏は小さな灌漑施設の拡充、国内の食用穀物の生産性向上、高収量品種種子の生産、保存、流通、そして開発を含めた政府の取り組みを称賛した。
アンワル氏によると、SCBはここ数年で、バングラデシュ銀行によって設定された農業貸付支出目標を達成した最上位銀行の1つとなった。
農業部門は同国の国内総生産の20%近くを占め、総労働力の47.5%を占める。
国連食糧農業機関(FAO)によると、総人口の約84%が農村部に住み、直接または間接的に広範囲で農業活動に従事している。
今年の女性ベスト農家に選ばれたホスネ アラ ベグムさんは受賞演説のなかで、この6年間野菜を栽培してきて、人生を好転させることができたと話した。
「夫が深刻な病気になり、6年間寝たきりになった後、私は農業に従事することを余儀なくされました」
3人の母でもあるベグムさんは現在、2ビガの借地で様々な野菜を栽培し、夫のアブ アル シェイクさんが収穫した野菜を近くの市場で販売する。ベグムさんは土地を購入し、自分の家を建てた。彼女は収入を得る活動を多角化した。野菜栽培とは別に、牛も飼育している。今年の男性ベスト農家に選ばれたサナさんは、この10年間様々な種類の野菜を栽培していると話した。
自給自足市場グループで賞を受賞した貧しい女性たちは、昨年まで生計を森林に頼っていた。
その後、USAIDが支援する"気候弾力性のある生態系&生計プロジェクト"で野菜を栽培し、市場で販売する方法について研修を受けた。
彼女たちは最大5千リットルまで雨水を蓄えられる水タンクを与えられた。
乾季の間、野菜畑にこの水を使用する。グループメンバーの1人ジョトスナ(Jyotsna)ベグムさんが話した。
開始当初からイベントの実施パートナーであるバングラデシュブランドフォーラムのサリフル(Shariful)イスラムCEOは、農業部門は貧困削減に重要な役割を果たしてきたという。
「困難に立ち向かい、持続可能なものを生み出す農家から、多くのことを学ぶことができる」
イスラム氏は農業生産が10%上昇すれば、非農業活動が農村部で6%上昇すると話した。
ベンガルグループ株式会社のアブル・カイル会長、DAEのムハンマド・ハミドゥル・ラーマン局長、アリム産業株式会社のアリムス サダト チョウドリー副会長、イスパハニアグロ株式会社のファウジア(Fawzia)ヤスミン総務部長が、組織を代表して賞を受け取った。
SCBの企業事務の国内責任者ビトピ・ダス・チョウドリー氏、陪審委員会のメンバー兼経営管理研究所の教授のサイエド フェルハト アンワル氏も、ダッカのラディソン・ブル・ウォーターガーデンホテルで開催されたイベントで講演した。
The Daily Star July 28 2016
http://www.thedailystar.net/business/accolades-icons-agriculture-1260403
翻訳:アラトモ
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