JICA理事長訪問延期

JICA理事長訪問延期
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独立行政法人国際協力機構(JICA)の北岡伸一理事長のバングラデシュ訪問計画は、安全保障環境の“納得できる向上”が見られるまで少し様子をみたいという理由で延期になった。ダッカのカフェ襲撃事件後の現地状況を評価し、今後の協力について議論するため、北岡理事長は8月6~7日に訪問予定だった。UNB報告。

訪問中、北岡理事長はセキュリティ問題の他、相互に関心ある問題を議論するため、シェイク ハシナ首相、ムヒト財務大臣、マームード アリ外務大臣、アサドゥッザマン カーン内務大臣と会う予定だった。

7月1日のホーリーアルチザンベーカリー事件後帰国した日本人は、まだバングラデシュには戻って来ていない。外務省担当者がJICA理事長の訪問延期をUNBに伝えた。バングラデシュの様々な分野で働く日本人の休暇は二回延期された。彼らは最近、8月15日まで帰国していていいとアドバイスされたと担当者はいう。

日本の当局はバングラデシュの治安状況を確認した後、様々なプロジェクトの現場レベルの人員配備について決めるという。

内務省担当者は政府がバングラデシュにいる外国人の安全について、あらゆる手段をとったという。またダッカのJICA事務所や様々なプロジェクトが行われる現場、在ダッカ日本大使館に、間違いのない安全対策をとるよう警察本部に指示した。

JICA副理事長は最近、ムヒト財務大臣を含む様々な大臣に、日本人に十分な安全対策を求める手紙を書いた。

7月1日、ダッカ外交地区グルシャンのホーリーアルチザンベーカリーへのテロ攻撃事件で、7人の日本人が殺害され、一人が負傷した。

8人の日本人はJICAの測量作業に従事するコンサルタント会社勤務で、交通渋滞が急速に増加するダッカ都市部の交通状況を改善するインフラプロジェクトの準備調査に参加していた。

昨年10月、別の日本人男性がバングラデシュ北西部で殺害され、政府は安全対策を高めていた。JICAもまた関係者に危険警告を出していた。

7月6日、JICA理事長は、JICA職員の安全を最優先し、仕事現場での安全状況を徹底的に評価し続けると声明を出した。

Prothom Alo Aug 01 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/114613/JICA-chief%E2%80%99s-Dhaka-visit-postponed
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #JICA