危険な国ランキング上位に

危険な国ランキング上位に
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ロンドンにあるリスク査定会社によるランキングでバングラデシュは、反対運動や大規模デモ、暴力の影響を受けやすい、最も危険な国の上位に名を連ねている。

ベリスク・メイプルクロフトが考案した市民暴動指数(CUI)の前四半期ランキングでバングラデシュは、非常に危険な国に分類され、198ヶ国中、第6位となった。

バングラデシュは4位インドより良い状況であるが、他にはシリア、イエメン、リビア、ブルンジが上位にいるだけだ。

メイプルクロフトは反対運動や大規模デモ、民族的・宗教的な暴力への露出に関して、200近くの国を順位付けするCUIを考案した。
この政治的危険性についてのデータにより企業は、国際的な操業や供給連鎖、投資が受ける危険性を特定し、比較することができる。

メイプルクロフトは同社Webサイトで、今回は198ヶ国について最大5年分、43項目の危険性指標を取り上げたとしている。

14項目の指標では規制や市民の暴動、テロリズム、資源ナショナリズムの危険性といった政治的暴力の危険度を数量評価しており、四半期ベースで更新される。この指標により、動態的リスクに向かう傾向や進展を確認することができる。

残り29項目の指標は1年ごとに更新され、統治や資源安全保障に関する困難といった"構造的リスク"の評価を含んでいる。企業はこれらの指標を用いて、その国の長期的な軌跡について洞察を行うことができる。

様々な要素でスコアと重要度を付ける調査が行われ、これに基づいて結果が作成される。

フランスは16位で、アルゼンチンとアフガニスタンの間に位置している。欧州諸国では唯一20位以内に入り、"危険性の高い国"とみなされた。ほぼユーロ圏から離脱しつつあるギリシャは25位、ドイツと英国は変わらず"危険性の低い国"とされた。

報告では、暴動はシリアやイエメン、リビアといった危険度が高く、政治的暴力のある国だけで起こるのではないとしている。これは特筆すべきことである。

今回の低順位は、世界銀行の"ビジネスのしやすさ"の最新ランキングでバングラデシュに低順位が付けられ、1年も経たないうちに発表されたものだ。

昨年10月に発表された世界銀行のランキングでバングラデシュは順位を2つ落とし、174位だった。規制改革が難航していることによる。

The Daily Star Aug 08 2016
http://www.thedailystar.net/business/bangladesh-ranks-among-riskiest-countries-business-1266037
翻訳:ハセガワ
#バングラデシュ #ニュース #危険な国ランキング