民間金融成長過去4年で最大

民間金融成長過去4年で最大
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前会計年度の銀行による民間の借入者への貸し付けは16.56%増加した。昨日公表された中央銀行のデータによる。

成長率は過去4年間で最大であり、金融政策で設定された目標値の14.8%を大きく上回っている。銀行家によると、これは金利の低下や短期ローン、消費者ローンの需要拡大によるものだという。

「大企業の集団は事業を拡大するべく短期のローンを受けています。借入者らはより低い金利で現金を得ています」
相互信託銀行の社長であり、バングラデシュ銀行家協会の会長でもある、アニス A カーン氏は言う。

現在は中小企業や消費者、個人、衣料品、織物といった様々な部門に貸し出しが行われているとカーン氏は言い、この傾向が継続した際にはこの先貸し付けの成長がさらに伸びることを望んだ。

バングラデシュ銀行(BB)のデータによると、民間部門への貸し付けは6月末時点で6兆6,974億タカ(8兆7,246億円)であり、これに対して昨年6月末の時点では5兆7,460億タカ(7兆4,852億円)だった。

2012-13年度には、政治的不安定により民間部門では投資を控えざるを得なくなったため、民間部門の金融成長率は11.04%にまで低下し、その後3年間は伸び悩んでいた。

これに伴い民間部門の金融は、2014-15年度と2013-14年度にはそれぞれ13.19%と12.27%に落ち込んだ。その以前の2011-12年度には19.72%であり、さらに前の年度には25%を上回っていた。

銀行家らによると、国内市場における高金利により多くの企業家はコストの低い外貨ローンを選択することとなり、国内の貸し手による貸出額は低下したという。

これらの状況により、5月には貸出率の加重平均は10.5%まで低下した。昨年5月時点では12%を上回っていた。

銀行にはいまだに過剰な流動資産があったため、預金率も大きく低下した。5月時点での預金の金利は、前年5月の7.2%から5.67%に低下した。

「我々はここ最近、中小企業や発電所、輸送、鉄鋼、衣料品や織物といった様々な部門においてローン需要の上昇を見ています」
プバリ銀行の社長、アブドゥル ハリム チョウドリー氏は言う。

衣料品部門では、同部門での安全を保障するためのバイヤーらの国際フォーラムであるアコードやアライアンスが設けた基準を充足するべく、欧州から新品の近代機械を輸入するためにローンを受けている。

外貨ローンの上昇も金融成長を後押ししているとチョウドリー氏は話す。

銀行はもはやダッカ(Dhaka)やチッタゴン(Chittagong)の大企業にローンの世話をしているのではないとチョウドリー氏はいう。

機械資本の輸入に関するBBのデータも、チョウドリー氏の分析を裏付ける。2015-16年度、輸入についての信用状(L/C)の発行及び決済はそれぞれ10%及び14%以上増加した。同年度には産業用原料の輸入は4%増加した。

BBによると2015-16年度の輸入総額(運賃込み条件)は429億ドル(4兆3,774億円)であり、前年度比で5.45%増加した。

The Daily Star Aug 12 2016
http://www.thedailystar.net/business/private-credit-growth-highest-four-years-1268536

翻訳:長谷川

#バングラデシュ #ニュース #金融