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バングラデシュ経済特区庁(BEZA)は、雇用の創出と国内外からの投資の誘致につながる12ヶ所の新しい民間経済特区の提案を吟味する。
提案が通れば、BEZAはその民間企業に対し、経済特区を設立する予備認可を与えることになる。
「国内の企業は経済特区の設立・運営に興味を示しています」
BEZAのパバン チョウドリー長官はいう。
だがすべての企業が経済特区開発を許可されるわけではない。
「全ての規制条件を満足する企業にのみ、予備認可を出しています」
経済特区の開発には大規模な投資が必要であるという。
「自身の工業化能力や財務的な強さを備え、国内外の企業家とつながりを持っている企業グループの方が、経済特区の設置と運営にはよりふさわしく、成功を収めやすいのです」
今月、12経済特区のうち1つに予備認可が与えられる。
「残りは段階的に与えていきます」
チョウドリー氏は話した。
経済特区は、国内の他の場所とは異なる特別な経済規制がある指定区域だ。企業家は産業拠点を経済特区内に設けることで、税優遇などの様々な恩恵を受けられる。
またバングラデシュが持つ先進諸国や近隣諸国への強い市場アクセスや、人口ボーナス、国内の消費市場、そして最も重要なこととして安価な労働力の恩恵にもあずかれる。
BEZAから予備認可を受けられるかどうかは、用地の適切な文書管理、企業情報、財務的強度、プロジェクトの説明、開発計画、開発費用、財源など、一定の要請事項を満たしているかによる。
予備認可を受けた企業は、BEZAからの最終認可を受けるために、その後1年間で環境への影響査定や実現可能性調査を行い、基本行動計画を制定することになる。
BEZAは現在まで国内8つの民間企業に10ヶ所の経済特区を設立する認可を与えている。AK カーン&カンパニー、アブドゥル モネム、ベイグループ、アマングループ、マイシャグループ、ユナイテッドグループにはそれぞれ1ヶ所の、メグナグループとバシュンダラグループには2ヶ所の経済特区を認可した。
政府も公共部門で4ヶ所の経済特区を設立中だ。チッタゴン(Chittagong)にミルサライ経済特区、バゲルハット(Bagerhat)にモングラ経済特区、モウルビバザール(Moulvibazar)にスリハッタ経済特区、そしてコックスバザール(Cox's Bazar)にサブラング・ツーリズムパークが設けられる。
政府は2030年まで、7万5千エーカーの土地に100ヶ所の経済特区を設けて1千万人の雇用を用意するとともに、400億ドル相当の製品やサービスを生み出す計画を立てている。
The Daily Star Aug 19 2016
http://www.thedailystar.net/business/twelve-private-economic-zones-the-pipeline-1272049
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #経済特区 #民間
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