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アルム(サトイモ科の野菜)は栄養豊富で栽培にかかる費用や労力が少なく、良い収入になる。そのためクリグラム(Kurigram)県やキショルガンジ(Kishoreganj)県ではアルムの栽培が次第に増えてきた。
クリグラム農業普及局(DAE)の農業役員副補佐ビマル クマル デイ氏は、今年、アルムのムキ カチュ種とパニ カチュ種が県内の238ヘクタールと133ヘクタールに植えられたと話した。
8月13日、特派員が県サダル(Kurigram Sadar)郡カタルバリ(Kathalbari)ユニオンにあるアルム農地を訪れた際、農家は収穫に精を出していた。
「今年の2月、25デシマル(0.25エーカー)の土地にムキ カチュの種を植えました。栽培には8千タカ(1万246円)を掛けましたが、アルムは今日(8月13日)1万9千タカ(2万4336円)で売れました」
カタルバルユニオンランガティパラ村のディレン チャンドラ ロイさん(49)は話す。
「栽培費用が安い割に良い収入になるので、ここ数年間アルムの栽培を続けています」
クリグラムサダル郡農政事務所のムド カムルッザマン氏は話す。
「少ない費用と労力しか要しないため、アルム栽培は農家にとって儲かるものです。我々は農家に対してムキ カチュ種は高い場所に、パニ カチュ種は低い場所に植えるよう指導しています」
ムキ カチュ種を栽培すれば6ヶ月で1エーカー10万タカ以上(12万8085円)の収入になるとカムルッザマン氏は言う。
キショルガンジ県クリアーチャー(Kuliarchar)郡農業普及局によると、今年は郡内6ユニオン260ヘクタールの土地でアルムが植えられたという。
「アルム栽培には有機肥料を用いるよう研修やキャンペーンを行いました。稲の5倍ほどの収入になるため、農家の間ではラティラジ種の栽培が人気になっています」
クリア―チャー郡農政事務所のアミヌル イスラム氏は話す。
この地方の土壌はアルムの栽培に適していると地元住民はいう。さらに主に水を張った農地で、アルムの様々な品種が栽培されているという。
クリアーチャー郡アブドゥラープール(Abdullahpur)ユニオンでアルムを栽培するムド カマル ミアさんによると、ラティラジ種のアルムは1月の初旬に植えられ、収穫は4月半ばから12月まで続くという。
「農家ではアルム栽培においていくつかの有機肥料しか使わず、殺虫剤を使う必要はありません。牛はアルムを食べないので安心です。栽培にかかる手間はごく僅かです」
オスマンプール(Osmanpur)村のアシュラフル イスラムさんはいう。
チャーイスティ(Chhaysuti)ユニオンでアルムを栽培するムド ラタン ミアさんは話す。
「今年は2万2千タカ(2万8178円)をかけて5ビガ(5/3~5エーカー)の土地にアルムを植えました。ここ2週間で既に4万タカ(5万1234円)を稼ぎ、12月までには20万タカ(25万6170円)以上の儲けになりそうです」
現在国内の市場ではラティラジ種のアルムは1キログラム当たり50~60タカ(64~77円)で売られている。この先2~3ヶ月は価格が上昇すると思われる。
アルムは美味しく栄養があるため需要が高いと地元住民はいう。
ムド ファルク アーメド博士によれば、アルムは栄養豊富な野菜であり、糖尿病を始めとしたさまざまな病気に有効だという。
The Daily Star Aug 19 2016
http://www.thedailystar.net/country/arum-brings-smile-farmers-1272115
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #アルム栽培
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