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政府は昨日、モングラ(Mongla)港に2つの突堤の建設と運営を行う契約を、国内の民間企業パワーパック・ポート社と調印した。
シクデル・グループの関連企業であるパワーパック・ポート社は、今後2年以内に527.5万ドル(5.3億円)で突堤を建設し、運営利益はモングラ港委員会(MPA)と分け合う。
ダッカ(Dhaka)のショナルガオホテルで行われた会合で、パワーパック・ポート社のロン ホック シクデル社長とMPA会長のリアズッディン アーメド少将が契約に調印した。
MPAは1年目、20万ドルを固定ロイヤリティとして得るが、毎年2%ずつ増加させる。可変ロイヤリティでMPAは取り扱うコンテナ1個につき2ドル(201円)、荷物1個につき0.2ドル(20.1円)を得る。
新しく儲けられる2つの突堤が運営を開始すれば、サービスの利便性は向上し、モングラ港の収入は加速するだろう。アーメド会長はいう。
「モングラ港のコンテナ取扱許容量が年間10万TEU[1](190万~430万立方メートル、現在の2倍以上)にまで増加し、収入も年間6億タカ(7.7億円)まで増加することを願っています」
このプロジェクトはバングラデシュにのみ恩恵を与えるのではなく、インドやネパール、ブータンといった近隣諸国との貿易でも重要な役割を果たす。政府は既に2008年から2016年にかけて、モングラ港開発のため7つのプロジェクトを31億タカ(40億円)の費用で実施しているとアーメド会長はいう。
現在モングラ港では5つの突堤が稼働しており、2015-16年には4万1953TEU(79万~180万立方メートル)を取り扱った。4ヶ所目、5ヶ所目の突堤は官民パートナーシッププロジェクトで設けられた。
船舶省のアショケ マドハブ ロイ次官、パワーパック・ポート社のリック ホク シクデル会長も会合に出席した。
The Daily Star Aug 22 2016
http://www.thedailystar.net/business/local-firm-build-operate-two-jetties-mongla-port-1273420
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #モングラ港
[1]twenty-foot equivalent unit(20フィートコンテナ換算):20フィートコンテナの容量を基準とする貨物の容量単位。コンテナの高さによりばらつきがあり、1TEU=19~43立方メートル
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