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タクルガオン(Thakurgaon)県やポンチョゴラ(Panchagarh)県のアマン米農家は、雨季に雨が十分に降っていないことによる損害から作物を守るため奮闘している。
最近この2県を訪れた特派員は、各所のT-アマン米農地にひびが入っているのを目撃した。余裕のある農家は汲み上げ機を使って農地に水を引き込むが、経済的にぎりぎりの農家や小作人にはその余裕がない。
雨季はベンガル暦のアシャール(3月)[1]とシュラボン(4月)[2]の月の間続き、この時期の後に苗を植えれば収穫量は減少する。
県農業普及局(DAE)によると、アマン米を適切に栽培するにはこの時期に少なくとも月間300~400ミリメートルの降雨が必要だが、今年の8月の降水量はわずか170ミリメートルだったという。
タクルガオン県サダル(Thakurgaon Sadar)郡ファラバリ(Farabari)の農家イッドリス アリさん(48)は、6~7日前に少雨の影響で農地にひびが入ったと話す。アリさんはイリボロ米のシーズンに作った仮設水路を壊しているため、水を引いてくるのは大変だった。もし今水を引こうとすれば、非常に高くつくポリエチレンの管を使わなければならない。
同郡ボイカンタプール(Boikanthapur)村のアルン バルマンさん(35)は浅層ポンプで農地に水を引いている。少雨による干上がりからアマンを守るには他に方法がなかったとバルマンさんは話す。
アマン米は雨水を用水に使ってるため、通常はイリボロ米よりも多くの収益が出るとバルマンさん。しかし今シーズンはポンプで水を引く必要があるため、収益が出るかはわからないという。
DAEは今年、アマン米の作付け面積を13万3535ヘクタール、生産量を36万6177トンとする目標を立てたが、木曜日時点のタクルガオンでの作付け面積は13万3455ヘクタールだ。
ポンチョゴラではDAEによる作付け面積目標の9万4500ヘクタール(生産量25万9千トン)に対し、9万6415ヘクタールの土地にアマン米が植えられた。
「アマンを救うには今すぐの降雨が必要です。農家はひびが入った農地に注水を行うよう指導されました」
DAEのアルシェド アリ副局長は話す。
バリンド多目的開発局の深層管井戸約1万3千基が水を提供するために稼働している。アリ副局長は付け加えた。
The Daily Star Aug 22 2016
http://www.thedailystar.net/country/scant-rain-hampers-aman-farming-1273525
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #アマン #少雨
[1]グレゴリオ暦では6~7月に該当
[2]グレゴリオ暦では7~8月に該当
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