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手間暇のかかる国境でのトラックの商品積み替えをなくす協定により、輸入商品を積んだ最初のバングラデシュ車両がニューデリーの関税倉庫に入った。インドの新聞紙インディアン・エクスプレス(Indian Express)が月曜日、PTI通信社の記事を引用して伝えた。
これは取引にかかる企業の経費削減を援助するため、最近政府によって採用された一連の貿易促進構想の1つである。税関の上級職員が話したと記事はいう。
「取引手続きの緩和を記念するとても重要な日です。バングラデシュ車両のインド入国と、インド車両のバングラデシュ入国は、日数と取引経費の節約に役立ちます。このことは2ヶ国間にさらなる取引をもたらすことになります」
税関のビベク(Vivek)ジョーリ(Johri)主任検査官はPTIに話した。
国境での商品の積み替えの強制は、自由な流れの取引を妨げる主要な"長年の痛点"であったとジョーリ氏。
昨年6月に署名されたバングラデシュ-ブータン-インド-ネパール四ヶ国構想(BBIN)の自動車協定でこのことが可能になった。
協定は車両が互いの国に入ることを許可し、国境での商品の積み替えをなくすものだ。昨年協定が調印されるまで、インドで登録されたトラックがバングラデシュに入るのを許可したり、バングラデシュのトラックがインドに入るのを許可する条項はなかった。協定は経費や時間を削減するだけでなく、BBIN地域が取引を通し、統合潜在力を十分に引き出すことを可能にするとジョーリ氏。
トラックは8月27日にダッカ(Dhaka)を出発し、西ベンガルのペトラポール(Petrapole)国境を通り、インドへ入った。 今朝、パトパルガンジ(Patparganj)の内陸コンテナ倉庫(ICD)に到着した。ロンドンのマークス&スペンサーズ(Marks and Spencer's)の商品を運んだ車両には、全地球位置測定システム(GPS)が取り付けられていた。職員がその動きを追跡し、車両が様々な州を経て面倒なく首都に入るのを確実にするためだ。
「これは両国にとって歴史的な出来事だ」
税関のビナヤク(Vinayak)アザード(Azaad)追加検査官はいう。
バングラデシュ高等弁務団職員や外務省、道路交通・高速道路省職員がICDの式典に出席した。
「この出来事はバングラデシュとインドの取引を増やすのに役立ちます。そして二国間に信用があることも示しています」
バングラデシュ高等弁務団のザヒド-ウル-イスラム参事官は話した。
トラック運転手のモティウル イスラムさん(32)とモハンマド ラセルさん(28)は、インドへの初めての訪問に興奮していた。
「私たちにとって誇らしい瞬間だ。インドの道を運転して楽しんだ」とラセルさん。ヒンディー語をかろうじて話すことができるモティウルさんは、この歴史的な出来事の一部となり幸せだと話した。
The Prothom Alo September 5 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/119715/First-Bangladeshi-cargo-truck-reaches-Delhi-under
翻訳:アラトモ
#バングラデシュ #ニュース #BBIN
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