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国内携帯電話会社上位3社グラミンフォン、バングラリンク、ロビは、2016年上半期、データ通信の連結収益で40%の成長を記録した。"デジタルバングラデシュ"実現の十分な兆しとなる成長だ。
市場の90%を支配するこれら3社は、1月から6月期、データ通信サービスで合計101億4千万タカ(132億円)を稼いだ。
この期間の3社の収益のうち、データ通信は約10%を占め、昨年の7.07%から上昇した。
3社のうち、ロビのデータ通信収入は他2社よりもわずかに速いペースで伸びている。ロビ社のデータ通信収入は同社の今年上半期の収入の12%を占めた。
バングラデシュ通信規制委員会(BTRC)によると、6月時点の携帯電話によるアクティブなインターネット接続数は6千万件で、昨年は4690万件だったという。
市場リーダーのグラミンフォンのデータ収入は第3世代(3G)技術への大きな投資や加入者の増加、スマートフォン普及率の増加に伴い急速に伸びている。
同社通信担当専務理事のネハル アーメド氏は話す。
「利用者1人当たりの平均データ使用量は、広範なデジタルライフスタイル・ソリューションやソーシャルメディア、その他のアプリケーションへのアクセスに後押しされ、時間と共に著しく伸びています」
グラミンフォンの年次四半期報告によると、同社は6月時点で2180万人のアクティブなモバイルインターネット利用者を抱えるが、毎月1人当たり平均517メガバイトを使用しているという。昨年の平均データ使用量はわずか301メガバイトだった。
グラミンフォンは今年の最初の6ヶ月で557億タカ(725億円)の総収益を記録し、このうちデータ通信サービスは8.98%を占めた。昨年の総収益に対するデータ通信の割合は6.62%だった。
業界2番手のバングラリンクは今年の上半期、データ部門で22億3千万タカ(29億円)を稼いだ。報告書によれば、これは総収入の9.2%に当たるという。
昨年のバングラリンクは、総収入232億タカ(302億円)のうち6.03%がデータ通信による収入だった。
ロビは今年の上半期、データ通信で29億1千万タカ(37億9千万円)の収入を得た。昨年は22億6千万タカ(29億4千万円)だった。
ロビはここ数ヶ月、スマートパッケージを提供しており、顧客からは良い反応を得ている。
同時にスマートフォン価格が低下してきているとBTRCのと幹部は話す。
「データ収入の増加は、私たちがデジタル社会へと移行しつつあることを意味します」
バングラデシュは2200万のフェイスブックアカウントを保有するが、フェイスブックは収益を生み出す部門の最上位に属していると産業関係者は話す。
さらに今では娯楽や保健、教育などのサービスも携帯電話のプラットフォーム上で見つけることができる。
国内産コンテンツが不足しているにもかかわらず、娯楽や教育のため幾つかの新たな取り組みが為されており、これにより各社はより利益を生み出しているという。
だがこの期間各社の純利益は前年比1.45%増の1041億7千万タカ(1356億円)と、データ通信部門と同様の加速は得られなかった。
他の3社、テレトーク、エアテル、シティテルは収益を公開しなかった。このうちテレトークとエアテルは3Gサービスを提供している。
ロビとの合併を間近に控えるエアテルは約300万件の、テレトークは150万件の3G接続がある。
バングラデシュで最も古株のシティテルは殆ど顧客を持っていない。
The Daily Star Sep 19 2016
http://www.thedailystar.net/business/top-telcos-data-earnings-40pc-1286041
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #携帯電話
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