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「なぜおまえは結婚していない」
「深夜勤務は禁止だ」
「おまえの親に会わせろ」
「独身の女は'男問題'を抱えているということだ」
「追加料金を払え、さもなくば女に貸す部屋はない」
独身女性にとって、ダッカ(Dhaka)市で家を借りるのは戦いに勝利するようなものだ。
この言葉はダッカ市の独身女性たちから出てきたもので、アパートを借りようとすると経験せざるを得ない災難を描写している。
ある家に"貸し家"の看板が掛けられていたのに、デーピカ サハさんはその家に入ることすら許されなかった。
大家は独身女性の入居を一切許さない。守衛はそう話した。
守衛は厚かましくも、この問題に対する次のような解決策をサハさんに提案した。
「結婚しろ。この街は独身の女にとって危険だ」
ダッカ大学修士課程で犯罪学と刑事司法を学ぶアディティさんは、ファームゲート地区の借家に住んでいる。
「インディラ(Indira)通りの大家は以前、女性入居者は"男性問題"を持ち込んでくると話しました。そのため、大家は女性入居者を望まないのです」
アディティさんは話す。
どうにか家を借りられた女性もいるが、入居した後にも災難が伴う。
通信会社にパートタイム勤務するマーフズ コナさんは、自身のストーリーをプロトムアローに明かした。
「私は以前、何人かの女性たちとバッダ(Badda)の家に住んでいました。水道水は月に7~8日は使えませんでした。私たちが苦情を言うと大家は水を使い過ぎていると言いました。一番不快だったのは大家からうるさくし過ぎていると言われ、階段を裸足で上らなければならなかったことです」
コナさんは話す。
アイエシャ シッディクアさんは民間組織で働いている。ある家でまた借りしていたが、1ヶ月すら滞在できなかった。その家の男性は直接わいせつな言葉を口にはしなかったが、思わせぶりな仕草はアイエシャさんを退去させるには十分だった。
私立大学には寄宿施設が無いため、学生の殆どはキャンパス近くの借家に住む必要がある。
以前イーストウエスト大学の学生だったディララ ザマンさんによると、大家は女子学生に対して追加料金を要求するという。
「ある大家は以前、家を貸すという親切をしているのだから、追加料金を払うのだと話しました」
ディララさんは言う。
ダッカで家を探しているのは他の都市や村、小さな町から来た女性たちだけではない。一部は一人暮らしを決めたダッカの住民だ。
シシールさんはまた借り入居人としてダンモンディに住んでいる。
シシールさんはこのように話す。
「両親はダッカに住んでいますが、職場への通勤が楽になるので別の場所に引っ越すことにしました。もう交通渋滞で何時間も費やしたくありません。私は自立しています。自分の意思で選択することができます。私は一人暮らしを決めました」
ダッカ大学女性・ジェンダー研究科のタニア ホク准教授は、女性をトラブルを引き寄せる磁石とみなす社会の態度を非難した。
「女性は次第に経済的な権利を持つようになっていますが、いまだに結婚していることが社会的な身分証明だとみなされます。そのため、独身女性は借家を見つけるため、余計に苦労しなければならないのです」
タニア准教授はいう。
タニア准教授は、当局は女性が一人でダッカ市内に住むための安全な環境を構築するよう提言した。そうしなければこの問題は永久に解決されないまま残るだろう。
アクションエイド・バングラデシュのファラー カビール国内ディレクターによると、ダッカでは多数の女性が働き始めているために借家の需要が増えているという。
多くの男性はいまだに次のように考えているとカビール氏はいう。
ある女性が一人で暮らそうとしているなら、その女性にどれだけ能力があるかは関係なく、自分たちは彼女を指導する権利があるのだと。
Prothom Alo Sep 20 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/121711/No-rent-for-women
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #男女格差
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