新国際空港計画復活

新国際空港計画復活
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政府は大型国際空港を建設し、ハズラト・シャージャラル国際空港をハブ空港の座から退かせるための新たな構想を立てた。

信頼できる匿名情報筋によると、政府は3ヶ所の立地案を事前に選定しており、2ヶ所はダッカ(Dhaka)近郊の県内、もう1つはダッカ県内だという。

政府は日本企業と実現可能性調査の実施、立地の選定、ボンゴボンドゥ・シェイクムジブ国際空港の基本計画を作成するため12億タカ(15億4700万円)の契約を結んだ。

昨日、バングラデシュ民間航空局(CAAB)局長のエーサヌル ガニ チョウドリー空軍少将と日本工営の神原利和執行役員が契約を結んだ。

CAABは自身の財源で調査費用を負担する。

CAABクルミトラ(Kurmitola)事務所での調印式後、チョウドリー少将が記者に話したところによると、日本工営は合意内容に従い、1年半以内に工事を完了させることになるという。日本工営は1946年に設立された。

日本工営のウェブサイトによると、同グループは必要な分野に約700人の専門技術者を擁し、幅広い技術的問題に解決策を提案しているという。日本工営は12ヶ国に拠点を持つ。

チョウドリー少将は会見で、事前選定で8~9ヶ所が挙げられ、最善と判断された場所が選ばれると話した。だが候補地の名前を出すことは拒否した。

チョウドリー少将はその後事務所で記者と会話した際、国内南部の放棄された広大な中州地帯のどれかが空港になりそうだとほのめかした。

高位の情報筋が昨日デイリースターに伝えた所によると、政府高官らは航空省に対し、首都ダッカから約75キロにあるマダリプール(Madaripur)県シブチャー(Shibchar)郡のジャナジャト(Janajat)中州を空港用地候補として確保するよう指示したという。

他2つの候補地はムルシガンジ(Munshiganj)県シラジディカーン(Sirajdikhan)郡ケヤイン(Keyain)と、ダッカ県ドハール(Dohar)郡ビラシュプール(Bilashpur)中州だ。

現在国内に存在する空港インフラでは、成長しつつある航空交通を満足させることはできないとチョウドリー少将は話す。

1960年代に国内用に建設されたハズラト・シャージャラル国際空港の滑走路は1本だけで、処理能力は年間800万人だ。

さらに付近に居住区があるため、空港拡張は不可能で、処理能力は2028年から2035年の間に限界が来るだろうという。

「政府は東と西の橋渡しであるこの国の重要性を考慮し、近代的なハブ空港の建設に動き出しました」

日本工営を選んだ過程についてチョウドリー少将は、14の国際企業が入札を行い、CAABが専門家の精査を経て選択したという。

日本工営の役員や従業員の安全確保は、プロジェクト完了までの間、政府が確実なセキュリティを提供する。

CAABによると、バングラデシュには3ヶ所の国際空港と12ヶ所の国内空港があるという。少なくとも38の航空会社がバングラデシュの空港を使用する。

2011年、当時のボンゴボンドゥ・シェイクムジブ国際空港建設部は4ヶ所の空港用地候補を選定した。ムルシガンジ県ケヤイン、ダッカ県ドハール郡のビラシュプール中州とラトゥブディ(Latubdi)中州、そしてジャナジャト中州だ。

それ以前にはマイメンシン(Mymensingh)県トリシャル(Trishal)、マダリプール(Madaripur)-ゴパルガンジ(Gopalganj)県のバギアールベール(Baghiar Beel)、ファリドプール県のバンガ(Bhanga)を候補として選んでいた。

2011年、政府は与党アワミ連盟の選挙公約に従い、実現可能性調査を経ず、アリアルベール(Arial Beel)で新空港と衛星都市を建設することを決定した。

その後地元住民の激しい反対に遭い、決定を撤回せざるを得なくなった。衝突では警察官1人が死亡し、多くの地元住民や法執行職員が負傷した。

シェイク ハシナ首相は2011年、新しい建設地は"パドマ川の反対側(南側)に"選定すると発表した。

The Daily Star Sep 22 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/govt-revives-new-intl-airport-plan-1287817
翻訳:長谷川
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