危険なUターン

危険なUターン
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バス乗車券不足と輸送会社の追加料金請求により、イード休み後、ダッカ(Dhaka)の職場へと戻る北部各県の低収入の人々は危機に直面している。目的地へ向かうため、多くの人が列車やトラック、車の上に乗り、その命を危険にさらしているのだ。

ボグラ(Bogra)県タンタニア(Thanthania)やサトマタ(Satmatha)、ティンマタ(Tinmatha)、チャーマタ(Charmatha)、バナニ(Banani)、シェルプール(Sherpur)、モカムトラ(Mokamtola)、ドゥプチャンチア(Dupchanchia)、ナンディグラム(Nandigram)にあるバス窓口を訪れた特派員は、ダッカへ行く旅行者たちが600から700タカ(775-904円)払うのを見かけた。普段は320から350タカ(413-452円)だというのにだ。

窓口担当者によると、9月15日から25日の乗車券の大部分は9月12日より前に売り切れたという。

「普段ダッカへ行くときは300タカ(388円)払います。しかし今回は600タカ(775円)払わなければなりませんでした」
ティンマタで乗車券を買った衣料品労働者のヌルル イスラムさんはいう。

「余計に料金を払う以外の選択肢はありませんでした。遅れずに仕事に戻らなければいけません」
そう話したのは工場労働者のショウロブ ポールさんだ。

シャバール(Savar)やバイパリ(Baipail)、ガジプール(Gazipur)、ダッカへ戻る低収入の人々は、トラックの後部に乗っていた。料金は60から150タカ(77-194円)で、内側で座るには150から250タカ(194-323円)の料金がかかるが、こちらもあっという間に人で埋まった。

多くの人々が命の危険を冒し、トラックやバス、荷物が満載の車の上に乗っていた。

「どうすればいいのでしょうか。私は追加料金を払えません」
衣料品労働者のイーサン アリさんはいう。

サトマタバススタンドの輸送職員たちは、バスが空で戻ってこなければならないという理由を提示した上で、100タカ(129円)の追加料金を請求していることを認めた。

タンタニアやティンマタ、チャーマタ地区の職員たちも同調した。

ボグラ警察署のガジウル ラーマン警視補佐は乗客の苦難について、警察は警戒と高速道路のゆすり防止を続けていくと話した。

The Daily Star Sep 22 2016
http://www.thedailystar.net/city/risky-return-capital-holidaymakers-1287811
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #Uターン #乗車料金