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誰もが覚えてないほど昔から、ランガマティ(Rangamati)自治体のランガパニ(Rangapani)の女性たちは自分たちの服を家庭で手織りしてきた。
近頃、チャクマの伝統衣装ピノン-ハディ(pinon-hadi)の生産が商業的な目的を持ち始めた。機織りは彼女たち自身や家庭の支えとなり、多くの人を助けている。
モーンノガー(Moanoghar)レジデンシャルハイスクール8学年のチッティビ チャクマ(Chittibi Chakuma)さんは学校から戻り、機織りを始める。
「ピノンーハディを売ると生活費を簡単に捻出することができます」
彼女は1ヶ月に約3千タカ(3900円)を稼ぐ。それは彼女の教育費をまかなえることを意味する。
「1つの製品をつくるのには時間がかかります。勉強しなくちゃいけないからです」
彼女の隣人カラビ チャクマ(Kalabi Chakma)さん(42歳)は。機織りのおかげで息子の学校代を払うことができる。
「機織りは生活する手段です。材料費が値上がりしている分、利益が減っているいまでさえ、儲けで食べていけます」
伝統衣装の生産地としてラパンガパニは評判になったため、地区の家庭200軒ほどが機織りに関わり、村のどの家庭でも織機はほぼ必需品だ。
多くの人にとって休みの週末が訪れる、家々をみて回ると機織り職人たちはスカートのようなピノン、ショールのようなハディを作るのに忙しい。若い世代はどちらかというと年上の人たちより伝統への熱意がある。
ドゥルガプディ チャクマ(Durgapudi Chakma)さんは糸と服の取引業者で、ランガパニの成功で利益を得ている。
「私は市場で糸を集め、織子へ直接届けます」
ドゥルガプディさんによれば、織子はピノンを完成させると約3千タカ稼ぐことができるという。結果的にはそれが地元の市場で約5千タカ(6400円)の小売価格となる。
「綿価格は今、高いです。利益が少し減っているのは、生産に多くの作業と糸を必要とする複雑なピノンのデザインのためです」
商売を始めるためのローンを申し込むことができるよう、織子はいくつかの地元組織に支えらている。
「多くの女性は糸を買うことができませんが、ビジネスに興味を持っています。簡単なローンを提供するために私は、彼女たちと組合を作りました」
地元の機織り組合チャンパフルモヒラサミティ(the Champaful Mohila Samitin)のスラジャ チャクマ(Suraja Chakma)代表はいう。
NGO団体プロシカマノビクユニャンケンドラ(Proshika Manobik Unnayan Kendra)ランガマティ事務所も、以前から組合員のローンを組むことで地元組合を支援している。
「私たちは地元の機織り組織に時々ローンを提供することがあります。現在ではあまり一般的ではなくなりましたが」
地域のコーディネーターのABM アサン モヒラ(Ahsan Ulla)さんはいう。
綿の価格変動や、資金を調達するための継続的な有利融資へのアクセスの必要性にも関わらず、ランガパニのピノン・ハディ産業の未来は明るい。特に伝統的なチャクマ族の服装がバングラデシュの女性に徐々に認識されている。それは国内のピノンとハディの需要が増え続けることを意味する。
The Daily Star Sep 28 2016
http://www.thedailystar.net/country/weaving-offers-income-indigenous-women-1290700
翻訳:米澤
#バングラデシュ #ニュース #織物 #チャクマ族
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