ミャンマーと貿易開始

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11月、2国間の海上輸送ルートの開設と他の経済問題について話し合うため、ダッカ(Dhaka)でバングラデシュ-ミャンマー間の第8回合同貿易委員会が行われる。

両国政府関係者は議題を承認する見通しで、委員会では2国間の貿易議題を最終承認する。

バングラデシュ-ミャンマー間の海上輸送ルートはもっと早く開設されているはずだった。だが近年の国境付近の政治的な緊張関係のため、進んでいなかった。

関係者によると海上輸送ルートの合意がないため、ミャンマーの小船が川とベンガル湾を通り、バングラデシュまで日用品を運んでいた。

「我々はミャンマーと合意文書にサインする準備は出来ています」
商業省のモノジ クマール ロイ(Monoj Kumar Roy)副次官は話した。

バングラデシュ-ミャンマー間の海上輸送ルート導入は問題の1つであり、他の問題についても議論する予定だと副次官は補足する。

小型船舶の運賃と操業といった様々な問題について、バングラデシュ船舶省はミャンマー政府とこれまでも話し合ってきたという。

2014年、ミャンマーで開かれた第7回委員会では、ミャンマーの都市銀行はすでにバングラデシュ側の銀行特派員と共にアジア決済同盟(ACU)に口座を開いており、バングラデシュは銀行取引や他の議題について話す予定だ。

ミャンマーからの水力発電の輸入や、この地域の石油、ガス、鉱物資源分野の2国間協力についても協議する。

ビンロウや塩漬けの乾燥魚の輸出関税の引き下げを求める一方、バングラデシュはミャンマーの穀物輸入を期待する。ミャンマーはそれらのストックがたくさんあり、バングラデシュへの輸出を期待している。

バングラデシュ・ミャンマー商工会議所のSM ヌルル ホック(Nurul Hoque)所長は、関係者と様々な問題を話し合うため、チッタゴン(Chittagong))に商工会議所の代表者がいると話した。

「海上輸送ルートの協定に署名すれば、2国間ビジネスはより容易になります」
ホック所長はバングラデシュはスパイスやレンズ豆、魚、タマネギ、ニンニク、ショウガをより安い価格で輸入するという。

ミャンマーは木材が豊富だ。海上輸送ルートに合意すれば、バングラデシュは国内の家具産業の需要を満たすため、ミャンマーから木材を輸入することが出来るとホック所長。

「ミャンマーは民主政府に戻り、我々に機会を与えてくれる土地です。我々はたくさんの服をミャンマーへ輸出できます」

ミャンマーの消費者はバングラデシュで作られた服をタイ経由で買うという。ミャンマーと正式に貿易が開始されれば、バングラデシュはミャンマーへ直接服を輸出することが出来るとホック氏は話した。

デイリースター2016年9月30日
http://www.thedailystar.net/business/bangladesh-myanmar-settle-issues-coastal-shipping-line-1291720

翻訳:米澤
#バングラデシュ #ニュース #貿易 #ミャンマー