貧しい子ども達の福祉を

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シェイク ハシナ首相は月曜日、子どもたちのため、差別のない社会を作る政府の取り組みに力を貸してくれるよう、とりわけ社会的富裕層に呼びかけた。

「私たちは恵まれている人、貧しい人、体の不自由な人、自閉症の人、全ての人に取り、権利が平等である社会にしたい…私たちは子どもを含め、皆が平等な権利に恵まれた社会を確かなものにしたい」

首相はバングラデシュのシシュアカデミー(Shishu Academy)の講堂で行われた、世界子ども権利週間2016の開会プログラムで講演した。

貧しい子ども達の問題を調査するため、社会の周囲をよく観察してほしいと首相は富裕層に呼びかけた。

「私は経済的に恵まれた人達に、貧しい子ども達がどのように暮らしているか、学校に通えているのか、着る服があるのか、十分な食料があるのかどうかを確かめることを望みます」

「貧しい家庭に生まれたことは子どもの運命ですが、貧しく生まれる子どもはいません」

ハシナ首相は貧しい人と富裕層間の差別を認識し、子どもに影響を与えないようにしてほしいと保護者にも呼びかけた。

「重要ことは子どもの頃から教えられるべきなのです。それぞれ全ての子どもが同じ権利を持っています。私は皆さんに全ての子どもの権利を守ることを要求します」

政府の様々な発展活動、特に子どものための活動に触れた首相は、飢えと貧困のない国を築くためには適切な教育に代わるものはないと話す。
「皆がちゃんとした教育を受けねばなりません…教育のある国は国を飢えから救うのです」

政府は年度の初日から国内全ての生徒に無料の教科書を配布し、責任を果たしてきたという。
「私たちはたった一人の子も文盲の闇に取り残されてほしくはないのです。それぞれ全ての子どもが教育、近代教育を受けるようになるでしょう」

子ども達の中から将来のリーダーが誕生するとして、政府は彼らが国の未来だと信じているという。

「あなた達(子ども達)が国を引っ張っていくのです。様々な場所で一番上に立つのです。私達はきちんとあなた達を躾なければならないでしょう。政府は子ども達の才能を開花させる機会を与えるため、休みなく動いてきました」

メヘル アプロズ チュムキ女性児童問題担当国務大臣が主催し、バングラデシュシシュアカデミーの校長で著名なライターのセリーナ ホサイン(Selina Hossain)氏、バングラデシュのユニセフ大使エドアルド ビーダー氏、ナシマ ベガム女性・児童問題担当事務官らが講演を行った。

開催地に到着した首相はバングラデシュシシュアカデミーのデジタル図書館の開所式を行い、子ども達によって文化的でカラフルなプログラムが行われる様子を視察した。

Prothom Alo 03 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/123663/
翻訳:米澤 
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