
2006字 ダッカ(Dhaka)アサド通りの朝の静けさは平日の午前7時15分に消え失せ、自家用車やリキシャ、公共の交通機関が通りに殺到し始める。 通りは数分もしないうちに凄まじい喧しさとなり、車がすし詰めになる。 終わりが無いように思える朝の渋滞の悪夢が始まり、学校へ向かう人々や都市住民を苦しめるのだ。 これはモハマドプール(Mohammadpur)のアサド通りで、ほぼ毎日起こっていることだ。この通りにはモハマドプール予備高校、YMCA女子中学校、グリーンヘラルドスクール&カレッジ、聖ヨゼフ高校の4つの学校がある。

朝のラッシュを調査・報告するために最近配属されたデイリースターの記者やカメラマンによると、幾つかの学校があるダンモンディ(Dhanmondi)でも同様の風景だという。 多くの生徒はイライラが募り、車から降りて徒歩で学校へ向かう。 何人かの専門家や通勤者はデイリースターに対し、朝の渋滞の原因は交通量超過や通りの混雑、交通管理不行き届きにあると話した。 学校当局や保護者、交通係の警察官が積極的に交通管理の役割を果たすことが大きな助けとなるという。 「一番の困難は車のコントロールです。所有者たちは自分が重要人物であるかのように振る舞います。好きな所でためらわずに車を止め、子供を拾ったり、降ろしたりします」 水曜日、モハマドプール地区を担当する地域係の警察官が話した。 保護者や生徒全員が学校から少し離れた所で車を降り、学校まで歩けば、渋滞は避けられるという。 保護者の多くは車を学校門の前に付け、そこで子供を降ろす。ダンモンディの民間企業に勤めるマルフ ホサインさんはいう。 「そのせいで他の車の通り道が塞がれ、渋滞の原因になります」 朝の悪夢のような渋滞は都市住人から時間とお金の両方を奪っていく。 「私の仕事場はバングラモーターにあります。普通なら家から30分の道のりですが、アサド通りの渋滞のせいで1時間以上かかります」 モハマドプール役場地区に住むジバン アーメドさんは話す。

Even though there are no parking signs there, poorly parked and doubled parked cars choke the street in front of Motijheel Ideal School and College. Photo: Sk Enamul Haq/Prabir Das
「時間を節約するため、(アサド通りの近くにある)ミルプール道路を横断し、別の車に乗って仕事場へ向かいます」 学校が始まる朝と学校が終わる午後、街中の交通状況が悪化する。ダンモンディ12にあるマスターマインドスクールの近くに配属された交通巡査のファーラドさんはいう。 「通りが車で完全にいっぱいになった時、交通係の警察官は他の車に対し、交通量が少ない他の通りを使う許可を出すべきです。ほとんどの場合そうなっていません」 モハマドプールに住むルトファール ラーマンさんはいう。 様々な通りの交通管理を改善するため、警察の交通係と地域係はもっと協調して動くべきだ。ダンモンディに住むカムルール イスラムさんは話す。 ダッカ警視庁(DMP)交通係モハマドプール区域担当警視監のシャフィクール ラーマン氏は取材に対し、通学に自動車ではなくバスを使えば、モハマドプールやダンモンディの朝の時間帯の交通状況は劇的に改善されるだろうと話した。

A parent guides two children through standstill traffic on Dhanmondi 8/A. Photo: Sk Enamul Haq/Prabir Das
「全ての有名校はスクールバスを導入し、生徒に利用を奨励すべきです」 シャフィクール氏は質問に対し、人手不足のため、多くの通りで交通整理が適切にできていないことを認めた。 「アロング(Arong)前交差点で車の動きを管理するには、12から15人ほどの交通係が必要です。ですがわずか4、5人しかいません」 シャフィクール氏は話す。 「授業時間中、他の場所から交通係を連れてきて、有名校近くにある通りで交通整理に当たってもらわなければなりません」 都市交通輸送の専門家シャムスル ホック教授によると、どこの都市部でも通学者や通勤者が通りを最も利用しているという。 そのため都市部はで、この2つの集団が同じ時間帯に同じ通りに押し寄せないよう設計する必要があるとシャムスル教授は話す。

Gridlock on Mirpur Road near Asad Gate. The photos were taken on Wednesday. Photo: Sk Enamul Haq/Prabir Das
シャムスル教授によれば、多くの先進国では、ある地区の子どもは地区外の学校に入学できないという。 「我々もダッカでそのような仕組みを導入できれば、間違いなく朝の渋滞を減らす助けとなるでしょう」 教授は以前バングラデシュ工学技術大学(BUET)の事故調査研究所(ARI)の所長を務めていた。 理想的な都市の通りは、都市総面積の25%を占める。だがダッカの場合、わずか8%でしかないとシャムスル教授。 「都市居住者と自家用車の数は急速に増加しています。通りの面積がこれほど小さいことが、渋滞の大きな原因の一つなのです」 バングラデシュ道路交通局(BRTA)の統計によると、現在ダッカでは100万台以上の自動車が登録されているという。 The Daily Star Oct 07 2016 http://www.thedailystar.net/frontpage/morning-jam-sets-days-tune-1295407 翻訳:長谷川 #バングラデシュ #ニュース #ダッカ #渋滞