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チッタゴン(Chittagong)に拠点を置くバングラデシュ鋼鉄圧延工場(BSRM)グループの一企業BSRM製鋼は、鋼鉄の原料となるマルテンサイト(MS)鋼片を製造するため、約72億5千万タカ(96億1千万円)を投資し、新たに溶解工場を建設する。
BSRMの業務執行取締役タパン セングプタ氏によると、ミルサライ(Mirsarai)に建てられるこの新しい工場では年に43万トンのMS鋼片が製造できるという。
この種の工場はBSRMで4ヶ所目となり、今後1年半以内に稼働開始の予定だ。
「 製造した鋼片は、BSRMグループで増えている鋼片の需要を充足するために使われます」
セングプタ氏によると、3ヶ所の溶解工場の現在の鋼片生産量は年間120万トンだという。
BSRM製鋼はBSRMグループの旗艦企業で、1952年に操業を開始した。現在は約20%の市場シェアを保有している。
BSRM製鋼は2009年に株式市場に上場した。昨日のダッカ(Dhaka)証券取引所(DSE)の取引価格は1株95.4タカ(126.5円)~104.5タカ(138.5円)で、終値は96.1タカ(127.4円)だった。
2015年の純利益は20億9680万タカ(27億7990万円)で、前年の12億3920万タカ(16億4290万円)から増加した。
BSRM製鋼の株式保有率は、出資者が16.89%、機関投資家が71.95%、外国投資家が0.36%、一般投資家が10.8%だ。
BSRMは2015年に株式上場を果たした。
2015年のBSRMの純利益は8億2760万タカ(10億9700万円)で、前年の1億1600万タカ(1億5380万円)から増加した。昨日のDSEの1株の取引価格は158.9タカ(210.7円)~175.7タカ(232.9円)で、終値は161.8タカ(214.5円)だった。
DSEによれば、株式保有率は出資者が27.47%、機関投資家が22.32%、外国投資家が30.58%、一般投資家が19.63%だという。
The Daily Star Oct 10 2016
http://www.thedailystar.net/business/bsrm-steels-set-fourth-melting-plant-1296652
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #工業
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