ジョーラ取引が活発化

ジョーラ取引が活発化
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ニルファマリ(Nilphamari)県のパウル族約2千世帯は、ヒンドゥー教コミュニティ最大の祭りドゥルガ女神祭の時期になり、ジョーラを作って活気あふれるビジネスをしている。

ジョーラは女神祭を祝うための大切な要素で、スポンジウッド(ショーラ)、ジュートの棒、糸、赤色色素で作られる。

ニルファマリカルバリのディリップ カルバリ チャクロバーティ司祭長は、ジョーラはドゥルガ女神に祝福された物として考えられ、それなしでは祭りを開催することはできないと話した。

ヒンドゥー教の家庭にとってプージャ像や寺院、住居、農機具、牛の首回りでさえジョーラをつり下げるのことは絶対だ。

クンドプクル村のジョーラ製作兼取引業者のサクマル パウルさんは、家族はいつもドゥルガ女神祭の2ヶ月前からジョーラを作り始めると話した。

ジュートの収穫時期なので、今ジュート棒は地元で集め易い。だがスポンジウッドは湿地に生え、ほとんど不法に収穫されてしまうため不足している。材料を集めるため、タクルガオン(Thakurgaon)の巨大な沼地カラピーラビールまで行かなくてはならないとサクマルさんは付け加えた。

長さ6フィート(約182センチ)くらいのスポンジウッドは、太陽によって乾かされ赤色に染められる。そして縦横2インチ(約6センチ)に小さくカットされる。

ソナライ村のミノティ ラニさんは、地元民はカタリ(Katari)と呼ぶ小さなナイフを使い、スポンジウッド1個あたり350~400枚の細かい白い花びらを特別技術を使って作ると話した。

「専門職の人はジョーラの花を作るのにたった3分しかかかりません。5人家族だと1日あたり最低でも250~300個作ることができます」
ミノティさんは付け加えた。

様々なプージャ像を訪れると、製作者がたくさんのジューラストックを運んでいた。1個あたり2.5タカ~3タカ(3円~4円)の費用がかかる。

ジョーラの価格は安いが、大量に販売できることでかなりの利益につながると取引業者は話す。

数百世帯が平均で50個のジョーラを購入する。何百体もの像それぞれに、最低でも100~150個付けられる。

ジョーラ製作者のアニメシュ パウルさんは「私の家では今季1万2千個のジョーラを作りました。1千タカ(1322円)をジュート棒や糸、赤色染料に費やし、約3万5千タカ(46,278円)の利益を見込んでいます」と話す。

県プージャウダジャパン委員会のアッコイ クマル ロイ委員長は、県内には850体のプージャ像があり、大量のジョーラが必要だと話した。貧しい家庭はジョーラを作り、家計の足しにしているという。

The Daily Star Oct 11 2016
http://www.thedailystar.net/country/brisk-trade-jhora-puja-1297417
翻訳:米澤 
#バングラデシュ #ニュース #ジョーラ #ドゥルガ女神祭