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バングラデシュは未だ国民に十分な量の栄養のある食べ物を供給できていない。飢餓に関する世界的な報告書にこう書かれている。
火曜日公開された世界飢餓指数(GHI)2016報告書は、バングラデシュ国民の16.4%が"栄養不良"で、驚くことに5歳以下の子供の36.4%が発育不良だとする。
バングラデシュの飢餓指数は、118ヶ国中73位だった昨年からさらに17順位落とし、90位になった。2014年は57位だった。
国際食糧政策研究所(IFPRI)が作成したこの報告書は、バングラデシュの飢餓状態が"深刻(serious)"あるいは"警告レベル(alarming)"に分類された50ヶ国のうち1つであるとする。
持続可能な開発のための2030アジェンダ特別顧問のデビッド ナバッロ氏は報告書で、ネパールやインド、バングラデシュで仕事をしていた時の経験を語る。
「最も貧しく弱い人々の生活に、飢餓や栄養不良が及ぼす過酷な影響を目の当たりにしました」
飢餓や栄養不良は人々の健康を蝕み、避けられたであろう子どもの死や、出産時の母親の悲惨な死という無用の悲しみをたびたび招くとナバッロ氏は語る。
2016年指数でバングラデシュは、2015年に壊滅的な地震被害を受けたネパールよりも18順位下だった。スリランカは84位だった。
だが隣国インド(97位)や南アジア地域協力連合(SAARC)加入国のパキスタン(107位)よりは良い順位だった。
報告書によれば、発展途上国の飢餓水準は2000年から29%低下しているという。
それでも飢えの度合いは7ヶ国で"警告レベル"で、中央アフリカ共和国やチャド、ザンビアが最悪レベルだった。
「つまり各国は飢餓を減らす動きのペースを速めなければならず、そうしなければ持続可能な開発目標の2番目(飢餓をゼロに)は達成できません」
IFPRIシェンゲン ファン事務局長はいう。
「世界の飢餓を無くすことは確実に可能ですが、この重要な目標を達成するため、政府や民間部門、市民社会が必要な資源や時間を確実に充てられるよう優先順位を設けられるかは私たち次第です」
Prothom Alo Oct 12 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/124951/Hunger-situation-in-Bangladesh-%E2%80%98serious%E2%80%99-GHI
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #飢餓
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